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第一話 ひょんな出来事
(はぁ…)
シュルクは何もない、何も変動していないこの人生で、今年十三歳を迎え、数学教師をやっていた…。ちなみに、この世界での成人は六歳という圧倒的早すぎるときに成人するのだ。そんな中、シュルクは今日も残業に追われながら数学の採点をやっていた…。そんな中、
「お疲れ様です、シュルク先輩、紅茶を入れておきます。」
と、言ったとある女性の声がした。それは、リリーである。リリーは、今年新入りの九歳の国語の教師だった。つやのある声をしていて、有能で仕事を終わらすのが速いという…だから、40代の教師たちからの憧れの的だった。そんな中、シュルクは…
(あ、そうだった、今日、リリーさんから食事に誘われているんだった…。)
と、思い、シュルクは次の日の分の仕事までやり終えると、リリーの誘っていた食事会場へと急いだ…。
どうも、砂です、毎日投稿頑張ります