魔法剣の名は
セレフィナは魔法剣をじっと見つめ、その輝きを感じながら、ゆっくりと口を開いた。「名前か…。それにふさわしいものを考えないと。」
リリィが興味深そうに見守る中、グレンも黙って彼女の言葉を待った。
「次元を切り裂く力を持っているなら、その力にふさわしい名前が必要ね。」セレフィナは魔法剣の刃に手を添え、少しだけ微笑んだ。「『エターナル・ヴェイル』。」
「エターナル・ヴェイル…?」リリィはその名前に驚いた表情を浮かべた。「なんだか、すごく神秘的で美しい名前ですね!」
「永遠に続くヴェール(幕)…。この剣が次元を切り裂く力を持ち、未知の世界を引き開けるという意味を込めてみた。」セレフィナは静かに剣を掲げた。
「なるほど、まるでその刃が時間と空間を貫くかのような名前だ。」グレンも感心したように頷いた。
セレフィナは満足げに剣を見つめながら、「これからは『エターナル・ヴェイル』だ。お前もその名に恥じぬよう、力を発揮してくれ。」と呟いた。
魔法剣に名付けたことで、セレフィナは心の中でその力をより強く感じ、これからの冒険に対する決意を新たにした。
* * *
セレフィナが「エターナル・ヴェイル」を手に取り、名付けた後、剣が突然、低い声で呟いた。
「名前か…。どうやらそれが私の運命を決めるのか?」
セレフィナは少し驚きながらも、剣に目を向けた。「お前、喋れるのか?」
「ふん、当然だ。『エターナル・ヴェイル』と呼ばれる存在に、名前を与えたからには、私の魂に触れたことになる。それくらい、わかるだろう?」剣は鋭く、しかしどこか余裕を持った声で言った。
「魂? なるほど、じゃあお前はただの道具じゃないってことか。」セレフィナは少し笑みを浮かべた。「さて、どんな力を持っているんだ?」
「ふふ、私がただの道具であろうと? それとも、私の力を試してみるか?」剣は挑戦的に言った。しばらく黙っていたセレフィナが頷くと、剣は自信満々に続けた。「この『エターナル・ヴェイル』は、ただの剣ではない。次元を裂き、時間を越える力を持っている。私が導くことで、あなたの力もまた増すだろう。」
セレフィナは剣を振り回してみた。「面白い。じゃあ、お前が本当にその力を発揮する場面を見せてくれ。」




