未踏破区域⑩
セレフィナたちが次の扉を開けた瞬間、目の前に現れたのは、まるで異世界の楽園のような景色だった。透き通るような空が広がり、無数の光を放つ羽を持った天使たちが優雅に空を飛んでいる。神聖な香りが漂い、遠くには壮麗な神殿がそびえ立っている。その神殿の中には、天使たちが集まっているのが見える。
「ここは…」グレンが息を呑んで言った。「天使の世界か?」
セレフィナは冷静に辺りを見渡しながら答える。「そうね…でも、これはただの天使たちの住む場所じゃないわ。何かが隠れている。」
すると、空を飛んでいた天使たちが一斉に地上に降り立ち、セレフィナたちに向かって歩み寄った。その姿は壮麗で、羽を広げるたびに光の粒が散り、まるで聖なる力そのものを感じさせる。
「汚れし者よ、この地に何用か。」そのうちの一人が、金色の鎧に身を包んだ高位の天使のような存在が言った。その声には、威厳とともに警戒の色が漂っている。
「私たちはただ、次元を越えた者として通行しているだけだ。」セレフィナが静かに答えるが、その目は鋭い。「特に用があるわけではない。」
「ならば、立ち去るが良い。」天使の声が冷たく響く。「あなたたちがここに来ることで、秩序が乱れる可能性がある。天使として、私たちはそのような存在を許しはしない。」
セレフィナの目が一瞬鋭く光った。その言葉に反応し、グレンもリリィもわずかに構える。
「秩序を乱す…?」リリィが小声で言った。「でも、私たちはただ…」
「黙れ、汚れた者。」天使はリリィの言葉を遮り、手に持つ聖なる槍を構える。その槍の先から、光が集まり始め、強力な魔力を放つ準備を整えていた。
セレフィナは冷静にその光を見つめ、少しだけ肩の力を抜く。「ここにいる限り、戦うしかないようね。」
その瞬間、天使たちが一斉に動き出し、強力な光の魔法を放ちながら襲いかかってきた。セレフィナはすかさずその魔法に対抗するため、強力な魔法陣を展開し、魔力の波を放った。グレンとリリィもそれぞれ戦闘準備を整え、天使たちとの激しい戦闘が始まる。
戦闘が進んでいく中で、セレフィナたちは天使たちの強大な力に圧倒されつつも、少しずつ彼らの戦闘スタイルに慣れていく。だが、セレフィナはまだ何かを感じ取っていた。
「ここの天使たちはただの守護者ではない…何か、隠された真実があるはず。」セレフィナが冷徹な表情を浮かべ、戦闘を続けながらその真実を探ろうとする。
その後、セレフィナたちは天使たちの一部を打ち破り、神殿の奥深くに進んでいく。神殿の中では、天使たちが隠していた秘密が次第に明らかになり、セレフィナたちはその真実に驚愕することになる…。




