表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

1話

俺の村は魔物たちに襲われ、消えた。


生き残ったのは俺を含めて男3人に女2人の5人。


俺たちは後で助けに来た王国騎士団に拾われ、王国で育てられた。


女の2人は魔法学園、男3人は騎士学園に通った。


女2人は1人は全攻撃魔法適正があり、もう1人の女性は治癒魔法と使役魔法の適正があり、1人は賢者、1人は

聖女と持て囃されている。


男の1人は勇者、もう1人は狩人として罠、毒、遠距離の攻撃に長けるという。


かくゆう俺は…。


「他の者は実績があるものの、お前は魔法適性もない。技術も何かに長けているわけでもない。そして何より

レベルが一つも上がらない。他の者たちはすでにレベル50を超えているにも関わらず…相も変わらず来た当

時のレベル1のまま。お前はどれだけサボっているのだ?」


「決してサボっているわけでは…」


「言い訳無用…お前をこの国から追放するものとする!」


「そんな…!せめてあいつらには挨拶を!」


「キョウヤ殿、アカシ殿、キョウカ殿にセイカ殿にはすでに通告済みである。よって会う必要はない」


「そんな…」


「せめて死なぬ程度の金はやる。出ていけ。そしてこの国への立ち入りを一切禁ず」


「キョウヤ!アカシ!キョウカ!セイカー!」



キョウヤ「そんなこと聞いてないぞ!」


アカシ「ふざけるな!俺たちは…」


キョウカ「兄!なんでこんなことになってるの!」


キョウヤ「知らない!」


セイカ「ソウタ…」



「ソウタ殿…お達者で」


ソウタ「今までありがとうございました…」


「東の国エスポーロは比較的安全と言われております…」


ソウタ「ええ、そちらに向かおうとしています」


「お気をつけて。途中にある村から途中まで乗り合い馬車が出ているのでそちらをお使いください」


ソウタ「ありがとうございました…ありがとう…ありがとう…」


「お達者でー!」


1人寂しそうに歩む背中に手を振り続けた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ