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バカな愛

作者: 秋葉竹



愛は

失うものじゃ無いからね

って。

失うものは

恋だから、ね、って。


その言葉に

なんの意味があるのかは

知らないけれど

なにひとつ

その言葉に価値がないことは

わたしが

知っているよ


正しい愛とか

激しい愛とか

美しい愛とか

悲しい愛とか

寂しい愛とか

汚ない愛とか

それは

愛がいくつもある訳じゃなくて

たった一つしかない愛の

色んな側面を伝えているだけだ


愛は

消える



愛は

消えるか?


どうすれば

消えるか?


いつもいつももつれあって

からまりあって

ややこしくて

ひとすじなわではいかずに

それでもけっして手離せない

手離したくても

手離せない

そんな空気みたいな

必要みたいな

嘘みたいな

ほんとうみたいな

夜みたいな

泣き声みたいな

囁きみたいな

絶叫みたいな


愛というものは

わたしのみのまわりに

しっかりと

ちゃんと

あるし




青空をみあげる瞳だけに


涙は浮かんでもういいとは


わたし個人の


許しで許す


から。



それだけを

まちがわないかぎり

どんな愛も

美しさにゆきつくのだと


どうしてだか

わたしは

生まれつきなのか

経験によってなのか


わかってしまっている


わたしは

わたしの

夜をゆくよ


ダメとかいうなら

それは心外だな


愛を棄てろと云ったって


バカだな、

それはとてもバカな忠告だな?


棄てられるものなんか

愛じゃないんだよ、

ねぇ、

知らなかったかしら

ねぇ、

あなた。





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― 新着の感想 ―
[良い点] うん、 そだね、 秋さんの情熱と純粋が 私は大好きです。 バカでいい。
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