6.ただいまですわ
新キャラ登場!
気に入ってくれると嬉しいです。
作者の作文力が足りなく拙い文章だと思いますが宜しければ読んで貰えると幸いです。
エレナ
「ふぅ、着きましたわ!もう18時を過ぎてしまってますわね」
此所はダンガイ市のポルテ町に有る少し古びたアパート。
このアパートの2階の1室が私の自宅です。
タンタンタンタンタンタンタン!
上機嫌のまま軽快に2階への階段を上がり通路の一番奥のドアの前に立ちドアの鍵を開ける為にドアノブにブレスレットを翳すと。
ピピッ、カチャン
鍵が開いた様です。
エレナ
「ただいま帰りまa……」
ドアを開けて声を掛けつつ玄関に入った瞬間、タタタタタ!ボフン!っと私の胸に何かが飛び込んで来ました。
エレナ
「うわっと!」
?
「エレナ!お帰りー!!」
エレナ
「はい、ただいま帰りましたわ、ミリア。今日も良い子にしてまして?」
ミリア
「うん!」
エレナ
「そう、学校の授業はちゃんとできましたの?」
ミリア
「う……、先生の言ってる事難しい」
エレナ
「もう、仕方ありませんね。ふふ、それよりもお腹が空いたでしょ?お夕飯にしましょう!」
ミリア
「…うん、分かった!ミリアもうお腹ペコペコだよ~!」
エレナ
「私もお腹ペコペコですわ!それではお手伝いも宜しくお願いしますわね、今日のおかずは特上トンカツを買ってきましたわ!」
ミリア
「特上トンカツ!やったーー!♪」
ミリアは受け取った特上トンカツの入ったバックを掲げてパタパタとリビングに走って行きました。
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この娘は “ミリア・ムラサメ”。
8歳の黒猫の獣人の女の子、正確には人族とのクォーターらしいです。
獣人として目立つ特徴は頭の上に有るピン!とした大きめの黒い猫耳と人族より少しだけ長い犬歯、お尻のシュッとした黒いシッポ、それから夜目が利く位。
それ以外は髭が生えてるとか毛深いとか爪が鋭く長いとか全く無く、腰まで有る艶やかな黒髪がとっても似合う美少女の可愛い女の子。
……ええ、とっても!とーーっても可愛い!女の子です!!
(ハァハァハァ)
……コホン!
訳有って悪漢に絡まれてる所を助けたのが縁で私が保護者と成って一緒に住んでいるんです。
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ミリア
「エレナ~、どうしたの~?」
エレナ
「あらあら、ごめんなさいね。それじゃキャベツも買ってきましたからキャベツの千切りを作って他にお味噌汁も作りましょう。ご飯は炊けてまして?」
ミリア
「うん!ちゃんとジャーがピーピー鳴ってたよ!」
手早く食事の準備をして夕食を頂く事にしました。
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ミリア
「う~~、お腹いっぱーい! 特上トンカツ美味しかったー!」
エレナ
「ふふふ、良く食べましたからね。少し休みましたら宿題をやるんですよ?」
ミリア
「むー、宿題めんどくさーい!」
エレナ
「あらあら、ちゃんとやらないとお土産上げませんわよ~?」
ミリア
「え?お土産?」
エレナ
「ええ、お食事の時にお話しした通り、2キル取って追加ポイントが貰えましたからね!」
ミリア
「分かった!頑張る!」
エレナ
「ふふふ、頑張ってください」
その後、ミリアは机に向かってウンウン唸りながらも宿題に取り組んでくれましたよ。
ミリア
「……最後に送信っと、エレナー終わったよー!」
エレナ
「はーい、ご苦労様ですわ。それでは約束のお土産をどーぞ!」
労いの言葉と共に雑貨屋で買った髪飾りの入った紙袋をミリアに渡しました。
ミリア
「なんだろー?あ!髪飾り!可愛いー♪」
赤いガラスビーズで出来たリボンの形をした髪飾りを見てミリアはピョンピョン跳ねて喜んでくれました。
ミリア
「ねえねえ、今着けても良い!?」
エレナ
「それも良いですが先にお風呂に入らなくて? 綺麗に成った髪に着けたらもっと似合いますわよ?」
ミリア
「ん、そうするー♪」
そう言う訳でお風呂に入る事成ったのでいつもの様に一緒にお風呂に入ります。
エレナ
「ほーら、動かないですの!髪をちゃんと洗えませんわ!」
ミリア
「ちょ、エレナ!アハハハ、耳の後ろくすぐったーい!」
エレナ
「もう少しで洗い終わるので我慢ですわ」
ミリア
「はーい♪」
エレナ
「それにしてもミリアの髪は綺麗な黒髪ですわー」
ミリア
「えー、ミリアはエレナみたいな透き通るような銀髪の方がいいな~」
エレナ
「ふふ、お褒めの言葉、嬉しいですわ。 でも “黒は女性を美しく魅せる” と云われてますわ。 だからミリアの魅力も倍増でしてよ」
ミリア
「えへへ、なんかそう言われるとミリアも嬉しいな♪」
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エレナ
「さ、石鹸も流し終わりましたから湯船に入りますわよ」
ミリア
「えい!」
ザッブーーン!
エレナ
「ぷあ、もう!ミリア!なんですの、飛び込むなんて!」
ミリア
「えへ、ごめんなさい♪ あー、あったかーい」
エレナ
「もう、悪戯っ子なんですから。でも本当、温かいですわね~。最近寒く成って来ましたから余計に温かさが身に沁みますわ~」
ミリア
「ふにゅ~」
湯船に浸かって少ししたらミリアが私の1点をジッと見てきてるのですが……
エレナ
「ミリア?どうしましたの?」
ミリア
「エレナのおっきい……すっごく……ミリアのおむねペッタンコ…」
ミリアは私と自分の胸を交互に見比べてます。
エレナ
「まあ!見てるなーと思いましたらその様な事を考えていましたの?いいですの?ミリアはまだ8歳ですわ、此からもっと成長しますから心配しなくても大丈夫でしてよ?」
ミリア
「本当!ミリアもエレナみたく成る?」
エレナ
「私の様に成るかは分かりませんが年齢と共にちゃーんと身体も成長しますわ。そより今はお勉強に励む時期でしてよ」
ミリア
「むーー、エレナは直ぐ勉強の事にお話し持ってくーーブクブクブク」
ミリアは拗ねて頬を膨らませながら唇迄沈んでブクブクしだしてしまいました。
……あぁ、拗ねた姿も可愛い!
エレナ
「さ、のぼせたらいけませんからそろそろ上がりましてよ」
ミリア
「はーい」
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お風呂から上がってモフモフのタオルでミリアの身体をしっかりと拭き、髪も乾かしてお手入れした後にお土産で買ってきた髪飾りを着けてあげたらとても喜んでくれてます。
ミリア
「わー、可愛いー」
エレナ
「ええ、ミリアの黒髪にとても似合ってますわ」
ミリア
「エレナ、ありがとう!明日学校に着けてくのが楽しみ♪」
エレナ
「ふふふ、喜んで貰えて私も嬉しいですわ。さ、今日はこの位にしてベッドに入ってくださいな」
ミリア
「うん、そうする。おやすみなさい」
エレナ
「はい、おやすみなさいですわ」
ベッドに入ったミリアは程なくして眠りについたようです。
エレナ
「ふぁー、私ももう寝るとしましょう」
……こちらの世界に来てからお上品さが抜けて来ている様に感じるのは気のせいでしょうか?
作者の知識不足で誤字、脱字、等の間違いや文章的におかしな所が有ると思います。
もし見付けましたら、お手数でなければ指摘してくれると助かります。
ただ、攻撃的な言葉での指摘だとペラペラの紙メンタルが直ぐズタズタに成ってしまうので優しい言葉での指摘でお願い致します。
引き続き執筆して行こうと思いますが頭の中の物語を文章として纏めるのが下手な為に執筆速度が遅いので気長に待って貰えると嬉しいです。
それでは宜しくお願いします。
m(。_。)m