56.問題解決したら新たな問題発生ですわ
子供の怪我をした為に投稿を2週間ほどお休みさせて頂いてましたが先週後半から子供が元気に学校へ行けてるのでお話しの投稿再開をしたいと思います。
ブックマークしてくれてる方やそれ以外の方にも読んで貰えると嬉しいです。
先日の騒動の事で謝罪に訪れた私達の前に現れて丁寧な自己紹介をしてくれたのは驚く事にエネルギープラントの総責任者 “シロッコ・ブローイング” さんでした。
思わぬ大物の登場に一瞬呆気に取られてしまいましたが直ぐに気を取り直して此方も丁寧に自己紹介をします。
エレナ
「初めてまして、わたくしクラン ”ファイティング・フェアリーズ” のリーダーを勤めております エレリアナ・カルディーア と申します。 以後お見知りおきを。 この度は貴重な時間を私達の為に割いていただき有り難く存じますわ」
ドメル
「俺は同じクランのサブリーダーのドメル・ダロックだ」
メティス
《初めまして、メティスといいます》
互いの自己紹介が終わるとシロッコさんが「では続きは座ってお話ししましょう」と座る様に勧めてきたので全員が座ると先程の給仕してくれた女性が新しく飲み物をそれぞれの前に置いてくれて、今度の飲み物は紅茶の様で良い香りが鼻の奥を擽ります。
本題に入る前にせっかく出してくれたのだから温かい内に1口飲むのと香りに負けず味もとても美味しく高品質な茶葉なのが伺い知れます。
エレナ
「味も香りもとても良い紅茶ですわ」
シロッコ
「それは良かった。 お口に合って何よりです」
そんなたわいもない会話を交わしてから私は姿勢を正し表情を引き締めて本題に入ります。
エレナ
「本日お伺いしましたのは先にお伝えしました通り、先日此方の者が施設の一部を壊してしまった事に対しての謝罪に参った次第ですわ。 その節はご迷惑掛けて大変申し訳ありませんでした」
メティス
《本当に申し訳ありませんでした!》
ドメル
「俺からも謝る、申し訳なかった!」
シロッコ
「いやいや、ビデオ通話で何度も謝って頂きましたし怪我人が出た訳ではないのと修繕の方も既に済んでますから謝罪の方はもう結構ですよ。 何より彼の有名なドメルが所属すると決めたクランなのだから間違いなく信用できます。 そのクランの関係者が理由も無くあの様な事をするとは思いませんし実際に理由が有ったじゃないですか。 それでお身体の方はもう大丈夫なのですか?」
エレナ
「ええ、身体の方は殆ど何とも無いですわ。 ですがそれとこれは別では....」
ドメル
「こう言ってる訳だしもう良いじゃないかエレリアナリーダー。 そうだろ?シロッコ」
シロッコ
「ああ、もう十分さ。 それに設備の修繕の他に謝罪料として相当額の寄付も貰ってるからこれ以上何か求めたら此方が悪者に成ってしまうよ!」
エレナ
「え?寄付?それは誰からですの? それにお話しの感じからシロッコさんとドメル教官はお知り合いですの?」
ドメル
「ああ、シロッコとは俺が駆け出しの頃からの知り合いなんだ。 同じ師匠、詰まりは俺の爺さんの所で修行してたんだが今やシロッコは此所のプラントのトップで片や俺はしがない一プレイヤーだがな」
シロッコ
「はっはっはっ!しがないなんて何を言ってやがる、この有名人め! ああ、話しが逸れましたね。 寄付した方ですがマミヤ家のカレン様からですよ。 何でもご親友だと伺ってます。いゃ~、あの様な方とご親友なんて羨ましい限りですよ!」
エレナ
「まあ!カレンさんが....それとは別にもう1つお聞きしたい事が有りますの。 あの時こちらのメティスがご迷惑を掛けてしまったバグ駆除の責任者の方はどうなさってますか? 直接謝罪をしたかったのですが.....」
シロッコ
「ああ!彼ならクビにしたよ!クビ!」
エレナ
「ええ!何故ですの!?」
ドメル
「ほう、何でまた?」
シロッコ
「いえね、彼も以前はそんな事なかったのですがバグ駆除の責任者に成った辺りから横柄な態度が原因で職員やプレイヤー達からの悪い評判が出る様に成ったんですよ。 私も何度か指摘したんですが改善が見られ無くてどうしたもんかと思ってた所に今回の判断ミスが起きたのでもう駄目だねって成った訳です」
エレナ
「判断ミス...ですか?」
シロッコ
「ええ、判断ミスです。 職員やプレイヤー達から色々と聴取した結果、銃器の使用許可と動けるプレイヤーに援軍の要請を素早く行っていればカルディーアさんがあの様な怪我をする事は決して無かったと断定出来ましたからね! プレイヤーはエネルギープラントにとって、いや、世の中のインフラ全てを支える大黒柱です! そのプレイヤーの安全を最優先出来ない者はプラント職員の資格は有りません! ですのでクビです」
ドメル
「俺達の安全を最優先してくれるのは有り難い事だな、エレリアナリーダー」
エレナ
「ええ、私もそう思いますわ」
その後は暫く取り留めない雑談をしてから事務局を後にしてエントランスホールへと出るとベンチに座り一息付く事にしました。
エレナ
「ふう、これで此の件も一件落着でしょうか....何にせよお咎めが無くて良かったですわねメティス」
メティス
《はい、メティスもエレナさ...姉さんと離ればなれに成るのではと心配してましたが安心しました》
ドメル
「まあ、何か有った所で大した事では無かったと思うぞ? それはそうと、メティス嬢ちゃんの性能?と言えば良いか分からないが普通の人形外部端末とは明らかに違うと思うがどうなんだ?」
エレナ
「え?何か違うのですか?私はメティスが初めての外部端末ですし違うと言われても....メティスを作ってくださったカレンさんにも何も聞いてませんわ」
ドメル
「ん?そうか。 メティス嬢ちゃんも何も知らないのか?」
メティス
《メティスもカレン様からはバイオジェネレータを持っている以外は特に何も伺ってません》
ドメル
「ふ~む、そうかー」
メティスが他の外部端末と違う事を指摘されましたが何の事か分からない私とメティスの反応を見てドメル教官は何か考え込んだ後に話しを続けてくれました。
ドメル
「さっきシロッコに会った時に一緒に女性が居ただろう?実は彼女も人形外部端末なんだよ」
エレナ
「まあ!そうだったのですね! メティスは気が付いてましたの?」
メティス
《はい、メティスは気が付いてました》
私は全く気が付きませんでしたがシロッコさんと居たインペラさんも人形外部端末だったそうでメティスは確りと気が付いてた様です。
エレナ
「そうでしたの、私は全然気が付きませんでしたわ。 それで彼女と何が違うのでしょう?ドメル教官」
ドメル
「俺はシロッコの人形外部端末を含めて其れなりに外部端末と会う機会が有ってその度に色々と聞かされたがその全てがメティス嬢ちゃんみたいな力は無かったと思うぞ?」
エレナ
「でも外部端末というのはその様なものだと聞いてますわよ?」
カレンさんの説明では外部端末は力が強いものだと聞いてましたが違うのでしょうか?
ドメル
「いやいやいや、そんな事はない! 何故ならプラントの扉等はテロ対策の為に過剰な迄に頑丈に造られてる、それを蹴り1発でブチ破る、更には固い床に指を突き刺しての急制動を出来る程に頑丈....そんな事を出来る外部端末は居ない!規格外も良い所だ!」
エレナ
「そんな規格外だなんて....私にとってメティスは至って普通ですわ」
他の人形外部端末の事を詳しく知らない私にとってはメティスが普通であり規格外と言われても困惑するしかなくて困った表情をしているとドメル教官も言い過ぎたかと思ったのかフォローの言葉を掛けてくれました。
ドメル
「ま、まぁ、今回の様な事が起きない限り問題は無いんだから深く考える必要もないんじゃないか? それに身辺警護の観点から考えたらむしろ安心感は大きいだろ?。 何せエレリアナリーダーは色々と目立つからなぁ~」
エレナ
「ふふふ、確かに既に何度か不粋に言い寄ってきた方達を追い払ってくれましたから身辺警護においては頼りにしてますわ。 そうですよね、何だろうとメティスはメティスですから深く考える必要はありませんわね! お気遣いありがとうございます」
そんな話をしてからドメル教官がプラントゲームでお仕事をしてから帰るとの事で此所で別れたのでブレスレットで時刻を見てからメールを送信すると程なくして返って来た返信を読んで直ぐにメティスへとお願いをします。
エレナ
「メティス、此れからゼールさんのお屋敷へ向かうのでタクシーの手配をしてくださいな!」
メティス
《分かりました、エレナ姉さん》
ドメル教官はああ言いましたが家族の事は確りと知っておきたいので直接話を聞きに行こうと思います。
メティスを作ってくれたカレンさんの元へ。
拙い文章なから読んで頂きありがとございます!
m(_ _)m
もし宜しかったら 感想 や いいね を貰えると嬉しいです。
作者の知識不足で誤字、脱字、等の間違いや文章的におかしな所が多々有ると思います。
もし見付けましたら、お手数でなければ指摘してくれると助かります。
ただ、作者のメンタルはペラペラの紙メンタルの為に直ぐズタズタに成ってしまうので感想や指摘は優しい言葉でお願い出来ますでしょうか....
引き続き執筆して行こうと思っていますが頭の中の物語を文章として纏めるのが下手な為に執筆速度が遅い上に子育てやお仕事等で遅れて待たせてしまう事も有るかも知れませんが気長に待って貰えると嬉しいです。
宜しくお願いします。
m(。_。)m




