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4.この様なお仕事でしてよ

今回の回は少し長い割りに大半が 説明しよう! 回の為お話の進展が殆どありませんがご容赦下さい。


作者の作文力が足りなく拙い文章だと思いますが宜しければ読んで貰えると幸いです。

エレナは銃弾を浴びて “デス” してしまった……

だが此処の “中” での “デス” は実際に死を迎える訳では無く、数瞬後にはエレナはロビーと言われる広場に戻って来ており、やられた事に愚痴を溢す。


エレナ

「あーーもう!ほんっとしつこい殿方ですわ!あのストーカーやr……」


地団駄踏んで悔しがるのは撃たれる寸前に敵が最初に打ち合いをしてた相手だと直ぐに分かったからなのだが、そこで令嬢らしからぬ行動にハッと気付き顔を赤らめて俯くも…


エレナ

(とはいえ “元” の上 “オバサン令嬢” ですし、何より此所では貴族などは関係有りませんでしたわね……)


それでもやられた事にモニョモニョ愚痴を言ってるとベルの音の後に変わった声の案内が聴こえる。


リンリーン!


システム

《エレナサマ、オシラセシマス。本日ノ規定ログイン時間ノ2時間ヲ経過シマシタ。コレイコウ、本日ノログインニヨル獲得ポイントハツカナクナリマス。ヒキツヅキプレイヲシマスカ?》


因みに声はすれども傍には誰も居なく、居ても5m以上は離れている。


この声の正体は私の意識内だけに聴こえる音声ガイダンスだ。


エレナ

「そう、もう2時間経ちましたのね。……システムさん、今日はもうログアウトしますわ」


システム

《ログアウトノ意思ヲカクニン。コノママログアウトヲ実行シマスカ?》


エレナ

「ええ、お願いしますわ」


システム

《承認シマシタ、エレナサマノログアウトヲ実行シマス》


直後、視界は真っ暗に成ったと思うと数舜後には瞼越しに光が入り機械音と共に先程の音声ガイダンスが今度は耳から聴こえる。


システム

《神経トノリンクヲ安全ニ分離デキタコトヲ確認。ログアウト完了シマシタ。各種器具ヲトリハズシマス》


その音声の後、頭と顔を覆ってた器具が持ち上がり手首と足首に取り付けられてた器具も自動で外される。


そして身体を預けていたベッドモードだった椅子の背もたれが起き、フットレストが下がり椅子の状態に戻る。


システム

《エレナサマ、ログイン・アウトニヨルお身体ノ異常ハ確認サレマセンデシタ。本日ノエレナサマノ獲得ポイントハ合計16200ポイントデス。ログインニヨル獲得ポイントガ通常ニモドルノハ12時間ゴノ4時35分カラデス。エレナサマオツカレサマデシタ。ジカイノログインヲオマチシテマス》


エレナ

「ふぅ~、何度経験してもログイン・アウト時の感覚は慣れませんわ……」


そう溢して椅子から立ち上がり伸びをする。


エレナ

「う~~~ん、それにしても実際に身体を動かしてる訳では無いですがやっぱり “採取されてる” 為か疲れますわね~~。それに少なからず “撃たれた感覚” が残ってるのが嫌ですわ…」


再び伸びをした後に令嬢らしからぬ仕草でコキコキと首を鳴らしながら今いる小部屋の出入口の扉へ向い左腕のブレスレットを扉に翳すと(シュン)っと軽い音と共に扉が開き外へ出る。


出ると其所は柱1つ無い広い空間に高さ3m程の卵の形をした数百ものカプセルが整然並んでいてエレナもその一つに入っていたのだ。


エレナ

「この広さで1フロアってだけでも凄いのに其が300階以上とか毎回呆れてしまいますわ」


そんな独り言を言いながらカプセルの間に有る通路歩き近場のエレベーターホールへ向かう。


通路には他にも人が行き来し、あちらこちらで話をする人達も居る。


通り過ぎざまに彼等の話し声が聴こえる。


ホビットらしい男の二人。

なぁ、今日キル取れた?

駄目、弾が当たらね~もん


女性のエルフと男性の人族と獣人の三人組

よお!この後、三人で組まねえ?

ん?俺は良いけど、君は?

アーシ、もう少しソロでやる~!


人族のカップル?

ねぇ!聞いて聞いて!私キルレ上がったの~♪

おお!おめでとう!此でキルで貰えるポイントが増えるね!


そんな一喜一憂した会話を聴きながら歩いてるとエレベーターホールに到着。


エレベーターは何機も有る為に混んでる事も無く、その内の一つの下階行きのボタンを押すと程なくエレベーターが来てポーンと音が鳴り扉が開いたので乗り込み1階へ向かう。


エレベーターが1階に向かう最中、エレナは左腕のブレスレットで時刻を見ながらこの後予定を考える。


エレナ

「時刻は16時40分過ぎ……お買い物をしてから帰れば丁度良さそうですわね」


1階に着きエレベーターから降りると其所は先程まで居たカプセルの並んだフロアよりも更に広く天井も倍以上高い空間だ。


この空間全体がこの建物のエントランスホールと成っていて大勢の人達が忙しなく行き来し混雑している。


買い物を済ましてから帰ると決めたので出入口へ足早に向かってると1つの集団が目に入り、それはこの建物の見学ツアーの集団だと直ぐに分かった。


見学ツアーのガイドが壁に描かれているこの建物の役割の説明を見学者にし始めたのでエレナは足を止めて耳を傾けてみることにした。


ガイド

「は~い、皆さ~ん!

右手の壁をご覧下さ~い!

此方はこの巨大な建物 “ダンガイ地区・ミナト市エネルギープラント” の説明が描かれています!

此所では私達が日々の暮らしで使うエネルギーを作り出し供給してます!

そのエネルギーですが、遥か昔にはエネルギーを作り出す為に天然資源を大量消費する上に大気汚染が発生するプラントや人々と生態系に甚大な悪影響を及ぼす可能性が有るプラントが使用されてました。

それらのプラントは時を過ぎるごとに大気汚染、資源枯渇問題、生態系への悪影響、が大きな社会問題と成っていき代替エネルギーの開発が急務と成っていきました!

しかし、当時の研究者達はあらゆる可能性を探り日々研究しておりましたが一向に目処が立たなかったそうです。

ですがそんな時、別分野でしかもエネルギーを浪費する側のゲーム開発者が偶然にも代替エネルギー源になり得る未知の物質を発見します!

それは人の神経とゲーム端末をリンクして行われるバーチャルリアリティゲームのプレイヤーの身体から採取する事ができる~~~」


エレナは見学ガイドの説明を聴きながら此方の世界に来た後、仕事を探す為に訪れた “お仕事紹介所” の男性職員に連れられて受けたプラント施設の説明を思い出していた。

男性職員

『此所は “ダンガイ地区・ミナト市エネルギープラント” と言って、採取したエネルギー源を生活用エネルギーに変換・供給してる施設です。


まぁ、技術的な難しい話は省きますがエネルギー源の供給元は特種な端末とリンクしてゲームをプレイするゲームプレイヤー、つまり人です。


エネルギー源供給者として働くには登録が必要で、登録したエネルギー源供給者をプラントプレイヤーと言います。


プラントプレイヤーはエネルギー源を供給する対価として共通仮想通貨であるポイントの収入を得ています。


しかも直ぐに始める事が出来るので徒手空拳で来た転生者のエレナさんには最初のお仕事としても勧めですね。


あ、1つ勘違いが無いように言いますと、無理矢理搾取される様な社会的地位の低い仕事ではなく、16歳に成れば誰でも簡単に登録出来て初日からきちんと生活が出来るだけの収入も得る事ができる仕事で、当然、辞めるのも一切制限は無いので辞めたく成ったら即登録解約が出来ますからね。


しかもゲーム内では現実での性別や体格差は一切関係無い上に、腕次第では更に高収入も狙えるので老若男女問わず人気の職業ですよ。


あ、ゲーム内キャラの見た目に関しては現実の容姿が反映されますからね。


それと、幾つかの例外を除いて1日のプレイ時間は2時間とかなり短い上、けして強制では無いので毎日来る必要も無く好きな時に働けるので時間に融通効くからとても人気のお仕事なんですよ。


因みに、なぜ1日2時間だけかと言いますと、エネルギー源採取の研究段階で高効率でエネルギー源を採取する実験を行った際、被験プレイヤーの方が死亡する事例が頻発してしまったのです。


それを受けまして長時間でも人体に悪影響が無い安全な採取効率で研究が進められたのですが何をどうやっても2時間を過ぎるとほぼエネルギー源の採取が出来なく成る事と、再採取が出来る様に成るまでは12時間は端末とリンクするのを休まなければいけない事が分かったのです。


しかもこの技術が確立された遥か昔から今に至るまで研究が継続されてますが未だに安全な高効率化の技術は発見されてません。


だから大抵のプレイヤーの方は1日2時間だけログインして稼ぎ、後はゆっくり過ごしたり他のお仕事を掛け持ちしたりと自由ですよ。


それからですね、長時間プレイの幾つかの例外を挙げますと1つはランキング登録してるランカーともう1つは犯罪受刑者です。


先ずランカーの説明ですが、エネルギー源採取用ゲームには複数のタイトルが有りまして、そのタイトル毎にランキングが有り、ランキングに登録したプレイヤーをランカーと言いましてゲーム成績に応じてランカーはランキングされます。


そしてそのランカーだけの大会が開かれ、成績次第で大幅にランキングを上げたり大会優勝者に成ると莫大な賞金を手に入れる事も出来るのです。


しかも大会は世界配信される人気コンテンツの為、ハイランカーに成ると企業スポンサーが着き更に収入が増えるんですよ!


ですからランカーはポイントが獲得出来る2時間を過ぎても腕とランキングを上げる為に長時間プレイを行うんですよ。


さて、もう1つは犯罪受刑者ですが、その前にエネルギー源採取に採用されてるゲーム内容の話をしましょう。


エネルギー源供給者が行うゲーム内容

ですが、タイトルは幾つも有りゲーム内容や規模に違いは有るもののその全ては殺った殺られたの所謂 “バトルロイヤルゲーム” です。


まぁ、転生者のエレナさんには今一ピンと来ないかも知れませんが。


さて、犯罪受刑者の方ですが此方は受刑者の量刑に寄って体に掛かる負担が決まるエネルギー源採取の半強制労働です。


しかもゲーム内では一切の反撃の出来ない一般プレイヤーの為の練習場の動くターゲットに成ってもらいます。


更にエネルギー源採取に寄る負荷が通常より増す為に肉体が感じる痛みも増しています。


あ、そうそう、神経をリンクしてるのでゲーム内でも痛みは感じますからね。


っと言うのも端末とリンクしてるプレイヤーが感じる痛みや興奮や喜怒哀楽に寄ってエネルギー源の採取量が変化するんですが、実はそれが実験の際に死亡者が出た原因でして、プレイヤーに反映される神経フィードバックを強くすると採取出来るエネルギー源の量も増える事が分かり、どんどんフィードバックを強めて行った結果、ゲーム内での死亡が其のまま現実の肉体の死に直結してしまったのです……


ですから!一般プレイヤーの方が感じる痛みは体して強い物ではなく、ログアウト後に身体に違和感を感じる位ですから安心して下さいね!」

エレナ

「その後、色々説明を受けた上で生活する為の収入を手っ取り早く得れると言う事で直ぐに決めたんでしたわね…」


ピッピッ!

ブレスレットの時報が鳴る


エレナ

「いけない!17時ですわ!早く買い物を済まして帰らないといけませんわ♪」


エレナは買い物をする為に足早にショッピングモールへ向かって行った。

作者の知識不足で誤字、脱字、等の間違いや文章的におかしな所が有ると思います。

もし見付けましたら、お手数でなければ指摘してくれると助かります。

ただ、攻撃的な言葉での指摘だとペラペラの紙メンタルが直ぐズタズタに成ってしまうので優しい言葉での指摘でお願い致します。

引き続き執筆して行こうと思いますが頭の中の物語を文章として纏めるのが下手な為に執筆速度が遅いので気長に待って貰えると嬉しいです。

それでは宜しくお願いします。

m(。_。)m

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