17.視られてますわ
作者の作文力が足りなく拙い文章だと思いますが宜しければ読んで貰えると幸いです。
システム
《オツカレサマデシタ。 ジカイノログインヲオマチシテオリマス》
エレナ
「くあぁ~~~、身体が重いですわ~~!」
す
カプセルの中で盛大に欠伸をしながら身体を捻りぼやいてしまいますが完全防音なので中の音が漏れて聴かれる心配はありません。
エレナ
「とは言え少々お下品でした……」
身嗜みをチェックしてからカプセルを出ていつも通りエレベーターへ向かっていると何やら視線を感じたのでそちらに振り向くも誰も居ません。
エレナ
「?、何かしら…」
っと思った所で誰も居ないので再び歩き出します。
プラントの建物から出た所でブレスレットで時刻を見ると13時15分。
エレナ
「ちょっと遅めのランチと致しましょう。今日も何とか1キルは捕れましたし」
勿論いつも外食をしてる訳じゃ無いですよ?偶にですよ、偶に!
エレナ
「さて、それでしたら何処へ行きましょう?」
ブレスレットでバーチャルモニターのマップを表示してお店を検索します。
エレナ
「お肉って気分ではありませんし……ここのトマトスープパスタが宜しいですわ!」
それはアッサリ目のベーコンとトマトのスープパスタでサラッと食べれるのでちょっと遅めに食べても夕飯にも影響が少ないのと、お店が帰り道の途中に有るのが良いです。
エレナ
「さ、決まりましたし向かいましょ………あら?」
また先ほどと同じ視線を感じ視線の元の方を向きますが私を見てる人は誰も居ません。
エレナ
「何なんですの?もう」
気分の悪さを感じながらもお店に向かう事にしました。
チリンチリン
ドアベルの音と共に店に入るとお店の主である壮年のマスターが私に挨拶をしてくれます。
マスター
「いらっしゃい、カルディーアさん。 いつもの席、空いてますよ」
エレナ
「ありがとうございます、マスター。それではそちらを使わせて頂きますわ」
“いつもの席” とはこの店の小さな中庭に面した窓際の席で、そこが空いてる時は私はいつも利用するお気に入りの席です。
店内には幾つかのテーブルにもお客が居て程好く賑やかなその脇を通り抜けていつもの席へ座りました。
マスター
「ご注文はお決まりですか?」
席に座り少ししたらマスターがお水が入ったコップを持ってきて、注文を聞いてきます。
エレナ
「それではトマトスープパスタをお願い致しますわ」
マスター
「はい、承りました。 今日はお仕事の帰りですか?」
エレナ
「ええ、そうですわ。 先ほどプラントから出て来たばかりですの」
マスター
「そうですか、それはお疲れ様です。それでは少々お待ち下さい」
そう言ったマスターは厨房の方へと入って行きました。
エレナ
「良い天気ですわね…」
出された水を一口飲み窓の外をぼうっと眺めます。
マスターが日々の合間を縫って手入れをしてる小さな中庭は狭いながらも四季折々の表情を楽しませてくれるのでその中庭を眺めるのが私は好きなのです。
それに色々な小鳥も頻繁に訪れるので小鳥を見れるとミリアも喜ぶので連れて来た時もこの席の頻度が高いです。
マスター
「お待たせしました」
ぼうっと中庭を眺めてるとマスターが出来あがったトマトスープパスタを持ってきてコトリとテーブルに置いてくれます。
エレナ
「いつ見てもこの中庭は和みますわ」
マスター
「ありがとうございます。 そう言って頂けると手入れしてる甲斐があると云うものです。 それではごゆっくりどうぞ」
エレナ
「ええ、頂きますわ」
トマトスープパスタを頂きながら午後の一時を楽しみました。
・
・
・
マスター
「ありがとうございました。 またのお越しをお待ちしてます」
エレナ
「ええ、また来ますわ、マスター」
ランチを終えたのでお支払のあとお店を出て今日はこのまま家え帰る事にします。
エレナ
「帰ったら先ずはお洗濯をしましょう。 そのあとにお夕飯の準備ですわ」
帰ってからの予定を考えながら家へ向けて歩くと道の様子と肌に感じる風で季節の変化を感じます。
エレナ
「もうすぐ冬になりますわ」
吹く風は肌寒く街路樹も落葉が進み冬の足音が近付いてきてるのを教えてくれます。
エレナ
「今日のお夕飯は鍋にでもー……また?」
またあの同じ視線です。
そして同じく視線の元らしき人物も居ません。
エレナ
「でも、あの類いの視線は……」
短くない時間に同じ視線を3回も向けられた事で以前にも同様の視線を向けられた事があるのを思い出しました。
それはこの世界に来る前、 公爵令嬢としてダンスパーティーに出席した時に酔った落ち目貴族や女性にだらしない殿方が私の身体を値踏みする様な薄気味悪い目で向けてきてた視線……
つまり気持ち悪い男の視線!
エレナ
「嫌ですわ。 またあの時の様な殿方だったら面倒ですわね……」
私は面倒事は避けたい想いで足早に自宅アパートへ帰りました。
その日の夕飯時。
ミリア
「変な視線?」
エレナ
「そうですわ。 どこから視てるか分かりませんが気付いただけでも3回、でしょうか?」
ミリア
「えー、それって大丈夫なの?」
エレナ
「どうでしょう? ただ襲ってきたとしても撃退する自信はありますわ。 とは言え気分の良いものではありませんわね~……」
ミリア
「お巡りさんとかに相談した方が良いじゃないの?」
エレナ
「心配には及びませんがそれも考えた方が宜しいかも知れませんわね。 さ、このお話はここらで終わりにしてお鍋を食べましょう。 お野菜も食べるのですよ」
ミリア
「……はーい」
・
・
・
あれから数日、今日もいつも通りミリアは学校、私はプラントへお仕事へ向かいます。
エレナ
「さて、今日も頑張りますわよ!」
プラントへ着くと早々にログインを済ませロビーで各種項目を選びます。
エレナ
「タイトルはこれで………マップは初期マップで……後はいつも通りソロで開始ですわ」
開始の項目をタップすると数瞬後には別の場所に移動し、直後にけたたましい音が耳に入ってきます。
バタバタバタバタバタバタ
そこはヘリコプターの中で自分以外にも何人ものプレイヤーが降下の合図を待っています。
ビー!ビー!ビー!
ガーーーガコン!
少しするとヘリコプターの扉横の赤色のランプがブザーの音と共に緑色に変わり扉が勢い良く開きました!
降下可能範囲に入った合図です。
エレナ
「お先に失礼ですわ!」
そう言ってヘリコプターから空へ向かって飛び出しダイブです。
バババババババババババ
激しい風切り音の中で周りを見渡すと自分が飛び出したヘリコプターの他にも数機のヘリコプターが飛んでいてその各ヘリコプターからも降下してる他のプレイヤーの姿を確認しました。
エレナ
「まだまだ初心者の私は生存時間優先でマップの端へ着地ですわ。 その為には他のプレイヤーの近くに成らない様に気を付けねばなりませんわね!」
目標を定め方向を調整しながら降下してある程度の高度でパラシュートを開く。
バサバサバサッ ギシ!
エレナ
「くっ」
パラシュートがしっかり開くと同時に急減速の衝撃でハーネスベルトが身体に食い込みます。
エレナ
「着地地点は……あの2階建の家ですわ」
上手く方向調整して2階建の家の側に着地すると素早くパラシュートを切り離し家の中に駆け込み装備を調えるため物資を探し始めます。
エレナ
「弾数が多くて反動が少ないサブマシンガンが有れば宜しいのですが…」
1階で9ミリ弾を見付け2階でT字型のサブマシンとポンプアクションのショットガンがありました。
エレナ
「近接武器ばっかり……。 次はバックパックが欲しいですね」
安全地帯縮小までは時間があるので道路の反対の建物へ向かいます。
エレナ
「む~、バックパック以外に碌な物がありませんわ~。 せめてヘルメット位有っても宜しいのに」
取り敢えずバックパックは確保したものの他に有益な物は無く少しがっかりです。
エレナ
「ですが次に期待ですわ! 幸い此処からですと次の安全地帯へ向かう途中に其なりに家屋がございますから何とかなるでしょう」
気を落としていても仕方ないので気持ちを切り替えて次の安全地帯へ向かいつつ物資補給をする事にしました。
エレナ
「行きますわよ! ホッ!」
何時ものごとく2階から走って飛び降り次の目的地へ向かいます。
・
・
・
エレナ
「5.56ミリのアサルトライフルに4倍スコープと9ミリのサブマシンガンに各弾薬がそこそこ。 LV1のヘルメットとベスト。 包帯とエナジードリンク少々…。 まぁ、取り敢えずと言った所でしょうか? さて、この後の行動はどうしましょう…」
次の安全地帯への道中で集めた装備を身を隠した倉庫の1画で確認しながら次の行動を決めて行きます。
エレナ
「………試しに大きな街へ行って見ましょうか……でも…」
大きな街は建物が密集してるのと落ちてる物資も高LVの物が多く其を目的に他のプレイヤー、特に高LVプレイヤーも集まるので激戦区に成りやすい。
かく言う私も何度か地理確認と興味本意で向かった事が有るのですが反撃する暇もなく全てあっという間にデスしてしまい、それ以来近づかない様にしてました。
エレナ
「キルレは1のままですが私も少なからず上達してると思いますし少し位は対応も出来る筈です!」
そう決めてマップで近くの街の方向を確認してから倉庫を出て街へ向けて走ります。
移動中に狙撃されるのを回避するために森や林を選び進むので時間が掛かるのが困り所です。
エレナ
「本当は長い距離を移動するならば車両を使えば良いのですが………どうにも上手く扱えないですわ~。 馬でしたら得意なのですが」
何度か車両に乗って盛大に事故を繰り返し起こした時の事が脳裏に甦ります。
暫く進み途中で家屋が数件並ぶ場所に着くとその内の1軒の1階に人影を確認できてほぼ同時に相手も此方に気付いた様で銃弾が跳んできまが幸い先に気付いて回避行動に入ってたので当たる事なく近付いて行きます。
ダダダン!ダダダン!
エレナ
「此所で引くほど臆病ではありませんわ!」
一気に建物に近付き窓から中の様子を伺いと敵の姿は無いものの足音は聴こえてきます。
エレナ
「足音の感じからして…2階へ行った様ですわ!」
直ぐに窓から室内に入り警戒しながら階段を登ると2階の部屋の手前で一端止まり中の気配を伺います。
エレナ
(居…ますわね。 でも潜んでるのは右?左? あ、そうですわ!)
ピン!コロコロコロ……バシュー
倉庫を出てから此所まで来る途中で拾ったスモーク弾を室内に放り投げて煙幕が広がったのを見計らって…突入!
エレナ
(今!)
ダダダダダ!
身を屈めなが煙幕の中に飛び込むと左の壁側から銃声が聞こえ素早く体勢を整え銃声のした方に向かってサブマシンガンを連射します。
パパパパパパパ!
ダダダダ!
私のサブマシンガンの軽い連射音と相手の重そうな連射音が室内を埋め尽くと同時に身体に痛みが走ります!
エレナ
「ぐっ!負けませんわ!」
相手の弾に何発か当たってしまいましたが此方の弾も当たってる手応えは有る!
エレナ
「はぁ!はぁ!はぁ!…はぁ~、危なかったですわぁ~~。 体力ゲージがギリギリです…」
煙幕が薄れゆく中で敵を倒した証である木箱を見ながらその場にへたり込んでしまいまいた。
エレナ
「取り敢えずエナジードリンクを使って少しでも体力回復ですわ。 でもコレって飲んでる無味無臭で飲んでいる感覚が希薄なのが好きに成れませんわ」
誰という訳でもなく文句を言いながらエナジードリンクで少しばかり体力ゲージを回復してから倒した敵の物資を確認すると有難い事に今欲しい応急処置キットを持っていました。
エレナ
「助かりましたわ! 先ほどのエナジードリンクと合わせて全回復できますわね」
今は周囲に敵が居ないため慌てる事なく応急処置キットで体力ゲージを回復出来、そして気持ちの切り替えもしっかり出来たので再び街へ向けて走り出そうと立ち上がったその時でした。
ダーン!
エレナ
「かは!」
胸に1発の銃弾が当たり痛みが走り窓の外へ視線を向けると建物の正面の傾斜でライフルを構える男の姿が。
黒いジャンパーのフードを目深に被った青白い肌のその男が深紅の唇をニィッと口角を吊り上げ笑うと口の端に真っ白な長い牙が覗きます。
そして男はす早くライフルを再装填すると再びライフルを構えスコープ越しに私を捉えると深紅の唇が動き何かを喋ってるのが目に入ります。
フード男
「…、… 、… 、…」
エレナ
「な…に?」
体力ゲージも大幅に削られ回避行動をとらなければ成らないのにフード男の唇の動きに視線が固定してしまいフード男が何かを言い終わると同時にロビーへ戻る事に成ってしまったのです。
作者の知識不足で誤字、脱字、等の間違いや文章的におかしな所が有ると思います。
もし見付けましたら、お手数でなければ指摘してくれると助かります。
ただ、攻撃的な言葉での指摘だとペラペラの紙メンタルが直ぐズタズタに成ってしまうので優しい言葉での指摘でお願い致します。
引き続き執筆して行こうと思いますが頭の中の物語を文章として纏めるのが下手な為に執筆速度が遅いので気長に待って貰えると嬉しいです。
それでは宜しくお願いします。
m(。_。)m




