15.黒猫の少女④ (絶体絶命からのハートの瞳)
ミリアの過去のお話の完結の4話目です。
作者の作文力が足りなく拙い文章だと思いますが宜しければ読んで貰えると幸いです。
ミリア
「……………」
孤児院から脱出してから何日たったんだろう? 凄く疲れた……
あの夜、森小屋を出たあとに夜の森を走って走ってどうにかこうにか街までたどり着いたんです。
けれど結局あのあと3人は追い掛けて来る事は有りませんでした。
当然です、トンネルを崩したのですから………
せっかく仲良くなれたのに……
私は今、街の建物の間の薄暗い路地裏に隠れています。
街について最初に大人の人を見付けた時はすぐ助けを求めようと思ったけど出来なかった……あいつらの仲間かもって頭をよぎったから。
ミリア
「お腹すいた……喉も渇いたな」
小屋から持ってきた干し肉は全部食べてもうない。
ミリア
「これからどうしよう……」
どうしたら良いか分からずぼんやり空を見てたら “何か” が飛んでいるのに気づきました。
ミリア
「鳥?」
するとその “何か” が私に向かってブーーーンと降りてきたら私の周りを数回廻ると再びどこかへ飛んで行きました。
ミリア
「何だったんだろう? 3人とも無事かな? お姉さんは連れてかれちゃたのかな?」
孤児院の皆の事を考えてまたぼんやりしてたら事態は急変します。
先ほどの “何か” がまた私のところに飛んできたと思ったら聞いた事のある声と共に男性所員の3人が現れました!
男性所員A
「見付けたぞクソガキ!」
男性所員C
「他の3人はどこだ!」
男性所員B
「グヘ!猫っ娘だ!お楽しみが戻ったぜー!グヘへ」
見つかってしまいました!
しかも男性所員以外にも怖い顔をした男の大人が何人もいます。
ミリア
「いや!離して!戻りたくない!」
男性所員たちが近づいてきて腕を捕まれてしまい思わず叫びました。
男性所員B
「グヘ!おとなしくしな~、グヘヘ」
男性所員A
「運ぶ時に叫ばれたら面倒だ!猿ぐつわをして手足を縛ったらこのずだ袋に入れちまうぞ!」
男性所員C
「おい、お前ら見張ってろ!」
モブ手下達
「「うっす!」」
そのまま押さえ付けられ手足を縛られ口に猿ぐつわをされそうになったその時でした!
?
「あなた達!何をしてますの!!」
路地の向こうから声が聞こえて全員の動きが止まりました。
カッカッカッカッと靴音立てて近づいて来たのは透き通るような銀髪がとても似合う綺麗なお姉さんで思わず私は「綺麗」と呟いていました。
そしてそのお姉さんに助けを求めようと思いましたが思い止まりました。
だってお姉さんは見るからに華奢で男性所員たちに勝てそうにないからです……
モブ手下の誰か
「おいおいおい、ねーちゃん!今は取り込み中だ!どっか行け!」
お姉さん
「あら?それは申し訳ありませんわ……ですがこの状況を見て見過ごせるなど出来るとお思いで?」
男性所員B
「グヘ!めんどくせえからそのねーちゃんも拐っちまえ!ブレスレットの事は後からどーでも出来る!お楽しみも増えるから一石二鳥だぜ!グヘヘヘヘ」
男性所員A
「お前ら任せるぞ!」
モブ手下達
「「うっす!」」
そう言うと男性所員が私に猿ぐつわを付けようとします。
ミリア
「嫌!売られたくない!!」
私がそう叫んで目を伏せた時でした。
ドガ! 『ガッ!』 ゴロゴロガシャーン!
お姉さんに近づいて行った男の1人が物凄い勢いで私の横を転がり飛んで行きました!
お姉さん
「猫のお嬢さん、今、なんて? “売られたくない” と仰いましたの?」
優しく聞いてきたその問に私はコクコクと頷く事しか出来ませんでした。
お姉さん
「そう、そうですの。 ……これでわたくしがこの場を去る理由が無くなりましたわぁ。 安心なさい、今すぐこの者共を始末して差し上げますわ!」
そう言った後、お姉さんの雰囲気が先ほどの優しい物からビリビリと肌に刺さる殺気を孕む物に変わり思わず私もビクッとたじろいてしまいます。
男性所員C
「何をほざきやがる! お前ら! さっさとその女をふんじばっちまえ!」
モブ手下達
「「うっす!!」」
お姉さん
「黙れ、外道! 幼い幼女を大の男が寄って集って弄ぶ所業、万死に値する! 恥を知れ!下衆が!!」
お姉さんは男たちを指差し怒鳴ると男たちに悠然と立ち向かい襲い来る男達を次々と呆気なく倒していきます。
最後に私と私を捕まえてる男性所員に近寄ってきました。
男性所員B
「な、な、何者なんだお前は!」
お姉さん
「下衆の貴様らに名乗る名など持ち合わせて無い!」
男性所員B
「くそっ! 近付くな! この猫っ娘がどうなっても良いのか!? グヘヘヘへ」
男性所員が懐からナイフを出し、私に突き付けてお姉さんを脅してしまいました。
これにはお姉さんも流石に動きを止めたと思ったのですが…
お姉さん
「ふぅ!」
お姉さんがそう強くため息を吐いた次の瞬間、クルン!っと勢いよく回って黒いロングスカートがフワッと捲り上がりまた正面を向いた瞬間、ドス!っという音と共に私を捕まえてる男性所員の腕から振動が伝わってきました。
男性職員
「ぎゃあ!痛てぇーー!腕がー!」
見ると男性職員の腕に太い針の様な物が深々と突き刺さっていました。
お姉さん
「……つくずく救い用の無い屑だな!」
男性所員B
「う、うるせえ! よくも俺のうdブェェ!」
男性所員が喋り切る前にお姉さんの見事な跳び膝蹴りが男性所員の顔面にめり込み吹っ飛んで行きそのまま動かなくなりました。
お姉さんは動かなくなった男性所員を睨み付けて一言 「くたばれ下衆が!」と呟いた後お姉さんは元の優しい雰囲気に戻って直ぐに私を抱きかかえて背中を擦りながら優しい言葉を掛けてくれます。
お姉さん
「私はエレナ、貴女は?」
ミリア
「ミ、リア……」
エレナ
「そう、ミリアさん。 怖かったでしょう。 辛かったでしょう。でも大丈夫、何も心配ありません。 もう安全ですわ」
エレナお姉さんの温もりと優しい言葉に今まで押し殺して来た感情が一気に濁流となって溢れ出てきてしまいます。
ミリア
「う、うぇ、うあーーー!怖か、こ、怖かったよーーー!もう!もうダメだと思った!うああぁぁぁぁ」
泣き叫ぶ私をエレナお姉さんは何も言わずその胸で優しく優しく抱きしめて包んで居てくれました。
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私が一頻り泣いて落ち着いた辺りでお巡りさんたちが駆け付けてきて私を捕まえようとしてた男たちを取り抑えて逮捕してくれました。
その時、私もお巡りさんと一緒に行くことになったのですがそれにエレナお姉さんも付き添ってくれることになり凄く心強かったです。
エレナお姉さんは私がお巡りさんと話をしてる時もずーっと傍に居てくれて辛いことを話して落ち込む私を励ましてくれます。
ただ、このくらいの時からエレナお姉さんが何が変わってきたんですよね
私を見るエレナお姉さんの瞳の中にハートマークが見えるのは気のせいでしょうか?
お巡りさんとのお話が全部終わって、私がこれからどうするかのお話になった時にエレナお姉さんは私の両肩を力強く掴んでハートの瞳で見てきてこう言ってきたんです。
エレナお姉さん
「ミリアさん、いえ、ミリア! 貴女身寄りが無いのですよね?」
ミリア
「え?はい」
エレナお姉さん
「コホン! ミリア!
わたくしと一緒に住みませんか?(お伺い)
いえ、住んで下さいな!(お願い)
やはり住みますわ!(確定)
そうと決まればこうしては要られませんわ!」
ミリア
「え?え?え?」
何がなんだか分からないです!
?
「エレリアナちゃーん!だいじょーぶ!?」
その時また知らないお姉さんがやって来ましたがどうやらエレナお姉さんの友達のようです。
エレナお姉さん
「シンディーさん! 良い所に来ました! 貴女、住民課にお知り合いか伝手があって? いえ、そんな物無くともどうにかしますわよ!」
お友達はシンディーさんと言うようです。
シンディーお姉さん
「は?え?ちょっと待って!私はエレリアナちゃんが事件に巻き込まれたって知らせを受けて飛んで来たんだけど!」
エレナお姉さん
「そんなもの些細な事で問題では有りませんわ!それより今はミリアのことです! ハッ!いけませんわ! 可愛い!ミリアをいつまでもこの様な格好にしとく訳にはまいりませんわ!」
私の丈の短い泥で汚れたワンピースパジャマ姿を見てエレナお姉さんが頷き言葉を続けます。
エレナお姉さん
「そうですわ!先ずはブティックでミリアにフリッフリのお洋服を買ってその後にお風呂で綺麗にして差し上げねば!!隅々まで!(ハート)そうと決まれば行きますわよ!ミリア!」
ミリア
「きゃあ!」
エレナお姉さんは私をヒョイッと小脇に抱えて歩き出しました。
見た目に反してパワフルです!
シンディーお姉さん
「ちょっとエレリアナちゃん、それじゃまるで人拐いだよ~!」
エレナお姉さん
「何て失礼な! そんな事よりシンディーさん! 最後まで付き合って頂きますので覚悟をお決めに成って下さいな! オーホッホッホッホッホ!」
シンディーお姉さん
「ひっどーーい!」
それからとは物凄い勢いで物事が進みました。
先ずは服屋さんで今まで見たこと無いようなお洋服を何着も着せ変えられ、エレナお姉さんとシンディーお姉さんがあーでもないこーでもないと議論して、しまいには服屋の店員さんまで混ざって凄い熱量で私の服を決めてました。
お洋服を買ったあとはエレナお姉さんの家に連れて行かれて「ここが今度からミリアの家に成るのですわ! でも今はお風呂ですわよ!!」ってそのままお風呂でエレナお姉さんに綺麗にしてもらったのですけどお風呂から上がったらエレナお姉さんがぐったりしてたのは何故でしょう?
そのごは役場と言うところにに行ってエレナお姉さんとわたしが一緒に住む為の手続きなどをするのですが、エレナお姉さんとわたしが一緒に住むには色々と難しいらしです。
エレナお姉さんは時々役場の男の人と口論にもなってましたがそれでもシンディーお姉さんと協力して、どうにか一緒に住む事の手続きが終ったのは助けてもらってから3日後でした……
エレナお姉さん
「さ、今日から此所が正式にミリアのお家ですわ」
今、私はエレナお姉さんのお家の玄関に居ます。
ミリア
「え、お、お邪魔します……」
エレナお姉さん
「違いますわよミリア。 “ただいま” ですわ! それから私の事は “エレナ” だけで良いですわ」
凄く優しい声で言ってくれます。
ミリア
「……た、~~、ただいま、エレナ!」
エレナ
「はい!お帰りですわ!ミリア!」
そう言ったエレナが私を優しく抱きしめてくれて私はその腕の中でまた泣いてしまいました。
でもこの涙は恐怖や悔しさの涙じゃありません。
嬉しい笑顔の涙です!
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後からシンディーさんに教えてもらったのですが、私が助けてもらった後にあの孤児院にはお巡りさんが捜査に入って皆助けてもらったそうです。
もちろん女性リーダーのお姉さんもです!
でも……A君B君C君の3人はお巡りさんが行った時にはすでに居なかったそうで、助けられた皆も知らないそうです。
ただ、捕まった男性所員たちが言うには3人は逃げて捕まらなかったそうなので安心してます。
え、「なぜ?」って?
それはね、あの3人ならきっと元気に生き抜いてるって確信が有るから!
それに “またな!” って約束したもん!
だから私も3人にまた会えるように今を一生懸命生きて行こうと思います!
これにてミリアの過去のお話 黒猫の少女 は完結です。
作者の予想以上に(元)いじめっ子3人組が動き回ったので終盤がグダグダに感じるのは否めないですがご容赦ください。
作者の知識不足で誤字、脱字、等の間違いや文章的におかしな所が有ると思います。
もし見付けましたら、お手数でなければ指摘してくれると助かります。
ただ、攻撃的な言葉での指摘だとペラペラの紙メンタルが直ぐズタズタに成ってしまうので優しい言葉での指摘でお願い致します。
引き続き執筆して行こうと思いますが頭の中の物語を文章として纏めるのが下手な為に執筆速度が遅いので気長に待って貰えると嬉しいです。
それでは宜しくお願いします。
m(。_。)m




