1.五十路でも令嬢ですわ!
初めての執筆作品に成ります。
以前から頭の中で構想(妄想?)していた物語を文章にしたいと思い執筆を始めました。
作者の作文力が足りなく拙い文章だと思いますが宜しければ読んで貰えると幸いです。
ガン!カカン!ガガガガン!
チュン、チュチュッーーン
ピューン
「あーもう!しつこいですわね!しつこい殿方はお嫌われに成りますわよっ!」
パパパパパパパパガチッ
「っ!弾切れ!リロー……嫌ですわ!予備マガジンが有りません!?」
ザザッ、タタタタタタ
「うわっうわっ、お相手がお越しの様ですわ!此所は一時撤退でしてよ!」
(私の名前は “エレリアナ・カルディーア”………此所では名字を名乗る事はそうそう無いので愛称の “エレナ” で宜しいですわ。
そして年齢は “今は” 18歳でしてよ。
ピッチピチですのよ?
で!現在私が何をしてるかと云いますと……
日々の生活費を得る為に戦闘中ですわ!
え?ちょっと何言ってるか分からない?
ええ、そうでしょうそうでしょう、私も今だにそう思っております。)
ピューン
敵の弾が顔を掠めた!
エレナ
「ひっ!もう嫌!何もかも総てあのチビ神様のせいですわ!」
一旦逃げる為に身を屈めながら走る最中、今に至る切っ掛けと成ったあの日の事を思い出します。
・
・
・
・
あの日、私はお葬式を視てました……
墓石には 〈エレリアナ・カルディーア 〇〇33~〇〇87 54歳で馬車の事故により永眠〉と刻まれています……
そう、これは私の葬儀。
高名な公爵の令嬢だった私は54歳で乗ってた馬車と共に谷落ちて未婚のまま死んでしまったのですわ。
……さて、何処から話せば良いかしら?
先ずは54歳まで未婚だった理由でしょうか?
っと言っても別に私の見た目が理由では無いですのよ?
18歳の時には婚約者も居て、結婚も間近でしたわ。
でもある時、顔に大怪我をして傷痕が残ってしまい、それが理由で婚約者から婚約破棄されてしまったのですわ。
でも、その怪我だって一緒に森で弟と散策してた時に狼の群に襲われてしまい弟を守る為に狼の群を蹴散らして負った怪我で名誉の負傷でしてよ!
それなのに私の事を「怖い!(ガクブル)」だなんてあの軟弱ボンボンのやろu………
コホン!
ただ、顔に傷を負って婚約破棄されてしまった以降も有難い事に幾度も婚約のお話しが有りましたわ!
ですがその何れもがお母様譲りの私の悩殺ボディが目的の変態スケb……貴族か、公爵の爵位が目的の誰も嫁いでくれない程のデブサe……ゲフンゲフン……落ち目貴族の三男などといった、キm……殿方ばかりでして……。
その様なご縁談ばかりでしたから来る縁談を全部蹴っ飛ばして(物理)いまして、もうこう成ったらいっそ平民の殿方と結婚して公爵令嬢の立場を棄ててしまおうとも考えていましたわ。
私、誠実で頼り概の有る旦那様(イケメンなら尚良し!)と可愛い子供さえ居れば貴族に未練は感じませんでしたの!
そう、子供!子供は可愛い!!
(ハァハァ)
……コホン!
そんな事を溢していたら娘大好きのお父様とお母様が
「嫌な思いしてまで無理に嫁が無くて良い!だからずっと娘で居てくれないか?」
っと何故か弟や使用人達も必死に仰って下さいましたのでお言葉に甘えてそのまま娘で居る事にしたんですわ。
子供を産む事が出来なかったのは残念ですが……
まぁ、そうは言いましてもただ娘としてだけ過ごすのも申し訳ありませんのでお父様の助けに成る様に以前から携わっていた領地運営を更に力を入れて協力し、以前の数十倍の成果を出して差し上げましたわ。
その様な感じで過ごして時が過ぎ、成長した弟も無事に結婚、そして産まれた超可愛い!超~~可愛い甥っ子姪っ子を過度に溺愛
(こっそり甥と姪に「お母様」と呼ばせ様としてたら弟嫁にバレて本気で怒られシバかれたのは此所だけの話)
しながら其なりに充実した日々を過ごして気付けば既に54歳。
そして最後の時が来て仕舞いましたわ。
それは所用の為に王都へ向けて馬車で峠道を走っていた時ですわ。
馬車の目の前に藪からとても大きく立派な角を生やした真っ白な神々しい大鹿が飛び出して来ましたわ。
御者の方が必死に止まろうとしましたが馬車は止まる事が出来ずバランスを崩してしまい私は馬車と共に谷へと落ちてしまいましたの……
谷底へ落ち行く馬車の中で呟いた
「ああ、やっぱり結婚して子供か欲しかったですわ………」
其が最後言葉に成る筈でしたわ……
作者の知識不足で誤字、脱字、等の間違いや文章的におかしな所が有ると思います。
もし見付けましたら、お手数でなければ指摘してくれると助かります。
ただ、攻撃的な言葉での指摘だとペラペラの紙メンタルが直ぐズタズタに成ってしまうので優しい言葉での指摘でお願い致します。
引き続き執筆して行こうと思いますが頭の中の物語を文章として纏めるのが下手な為に執筆速度が遅いので気長に待って貰えると嬉しいです。
それでは宜しくお願いします。
m(。_。)m