ありふれた職業に選ばれるⅡ
投稿遅れてすいません!
僕の職業は農家だった。
…正直、ちょっとだけ悲しかったかも知れない。
他のみんなは勇者だったり大賢者だったりするのに、僕だけ農家。
理不尽すぎる。
僕のステータスは、
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名前:一条 来世
年齢:11才
職業:農家
筋力:102
知力:39
体力:100
魔力:50
スキル:農作Lv1
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そして滝沢さんのステータスは、
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名前:滝沢 涼子
年齢:11才
職業:魔法使い
筋力:21
知力:40
体力:20
魔力:200
スキル:水玉LV1 火球LV1 回復Lv1
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これでみんなとの差が分かっただろう。
僕の取り柄は体力と筋力だけ。
そのほかは、他の女子よりも弱いのだ。
「は〜〜」
「どうした?溜め息吐くと幸せが一つ逃げるぞ?」
「いや、僕それ信じてないからね?」
じゃあ、なんで溜め息なんかはいてんだよ?」
「いや、だって僕みんなの中で一番弱いかんね?分かった?僕が何に悩んでいるか」
「ん?強くなりたいならトレーニングすればいんじゃねえか?」
「あ、そっか。」
「忘れてたのかよwほら、行ってこい。いいニュース待ってるぜ」
「うん!」
ー1時間後ー
「………な”ん”で”だ〜”」
今の僕のステータスは元々のステータスとあまり変わらない。
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名前:一条 来世
年齢:11才
職業:農家
筋力:150
知力:40
体力:200
魔力:52
スキル:農作Lv1
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上がったのは筋力と体力だけだ。
そのほかはほとんど上がってない。
「どうだった?上がったか?」
「筋力と体力だけね。それ以外はほとんど上がってないよ」
「いいじゃねえか、筋力と体力!俺なんか全然上がんないぞ?本当に羨ましいわ」
「え?そうなの?ちょっとステータス見してよ」
「ほい」
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名前:達也 良
年齢:11才
職業:勇者
筋力:50
知力:60
体力:64
魔力:73
スキル:聖剣投げLv1 呪いLv1 凶剣士Lv1
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「………」(チーン)
「どうした?!」
「来世くーん!…って、どうしたの?!」
「知らん!急に気絶した!」
「あなた、本当に何もしていないでしょうね⁈」
「おう!来世、起きろ!」
「うーん…あれ?どうしたの?なんで滝沢さんがここにいるの?」
「よかったー気がついたんだね。急に倒れたから、びっくりしたよ!」
「あはは…ごめんね」
「なあ来世、今日はもう休んだほうがいいんじゃないか?」
「そうだよ!ほら、自分の部屋でゆっくり休んでね」
「う、うん。分かったよ。今行く」
(なんでだろう。僕だけ皆んなよりすっごく弱いんだけど)
「ふう、考えても仕方がないや。今日は休もう」
ベッドに飛び込んだら、急速に意識が薄れていった。
そのとき僕は気にしなかったが、後から大変な事に気付いた、来世であった。