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プロローグ
………なぜ、こんなことになったのだろうか。今、僕は暗い洞窟の中を一人で探索している。というか、していた。
これは、肝試しのはずだった。だが、この洞窟から誰も出てこないどころか、嫌な雰囲気を感じるのだ。そして、大人に相談もせずに、じゃんけんで負けた人が探しに行かなければいけないというルールまで出てきた。その結果、僕が負け、探しに行かなければいけなくなった。しばらく歩いていたら、急に足元に何かが出てきたのだ。
(…魔法陣⁉︎)そう、魔法陣が出てきたのだ。「………ッ⁉︎」そして、その魔法陣によって僕は、未知の世界についたのだった。