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甘いレモン

【ほんとはホモい日本昔話】「金太郎」


むかしむかしある所に河童頭で赤の布一枚で外を出歩く、金太郎という変態少年がおったそうな。


金太郎「よ~し、今日も山へ遊びにいくぞ!レッツオラ!」


金太郎はそう言うと、下半身丸出しでお尻をプリンプリンさせながら山へ遊びに行きました。


金太郎「群衆の紛れ込んだ子猫の様に~傷ついて路頭さまよい続けてるなら〜」


ご機嫌に尾崎豊を歌う金太郎。すると山の方から何やら声が聞こえて来ます。何だろう?と金太郎が耳を澄ますと・・・


クマ「うりぁ!ハイ、犬の負け~」


どうやら森の仲間達が相撲をして遊んでいる様です。相撲をしていると知れば、相撲大好きな金太郎は居ても勃っても居られません。


金太郎「お~い、オラも入れてくれよ!」


犬「あっ!金太郎だ!」


猿「ほんとだ」


その他「金太郎~ワイワイガヤガヤ」


クマ「おう、金太郎!待ってたぜ!早速勝負だ!」


金太郎「よ~し、一丁やるか!」


その他「うわぁ、クマと金太郎の勝負だぁ!」


クマと金太郎はライバル同士、その勝負を見逃さんとばかりに犬達は固唾を飲んで見守ります。


キジ「では、はっきょぉ~い!のこった!」


クマ「うりぁあああああああ!」


金太郎「うおおおおおお!」


キジ「のこった!のこった!のこおおおおおった!のこあああああああ」


金太郎「流石やるな」


クマ「ふっ、そっちこそ。だか、今日は負けん!」


金太郎「うお!」


キジ「のこおおおおお!あああああああ!のこっちゃあああああああ!」


クマ「クッ!何とか耐えやがったか」


金太郎「残念だったな、でも良い押ししてたぜ。頑張ったご褒美にとっておきの投げをくれてやるよ!うりぁ!」


クマ「うわああああああああ」


金太郎「ふぅ・・・ちょっと投げ過ぎちゃったな」


キジ「あああああああ!きええええ!」


その他「金太郎の勝ちだ~!ワイワイガヤガヤ」


クマ「くっそ~」


犬「やっぱり金太郎は超強いね」


猿「もう金太郎に勝てる子なんていないんじゃないかな?」


???「そいつはどうかな?」


犬&猿「何奴ッッッッ!?」


金太郎「お、お前は!玉太郎!」


玉太郎「久しぶりだな、金太郎!」


金太郎「玉太郎・・・修業から帰ってきてたのか」


玉太郎「あぁ、お前に会いたくてじゃなくて。お前との勝負に決着をつけに帰ってきたぜ!」


金太郎「そうか。それじゃあその勝負受けて立つぜ!」


犬「うわぁ!次は金太郎対玉太郎だぁ!」


10分後


キジ「では金太郎と玉太郎準備は良いな?」


金太郎&玉太郎「おう!」


キジ「見合って見合ってぇはっきょぉ~い!のこった!」


金太郎「うおおおおおお」


玉太郎「あぁん!」


金太郎「クッ!相変わらず凄い力だな」


玉太郎「そっちこそ(やだ、金太郎の二の腕凄く太い)」


金太郎「ふっ、そうかい。ならこっちは最初から全力で行くぜ!うりぁ!!」


この後二人の勝負は三日三晩続きました。そして勝負の行方は・・・


玉太郎「負けたよ」


金太郎「・・・」


疲れ果てたからか、何も言わずに金太郎は立ち去ろうとする。


玉太郎「待って!実はオレ・・・」


金太郎「言うな。何も・・・言うな」


玉太郎「金ちゃん・・・」


遠くからたまたま見てたおっさん「これは凄い」


金太郎と玉太郎の凄まじい勝負は森や村だけでなく町にも轟きました。


将軍「やらないか?」


家臣「なるほど、その金太郎とやらを仲間にすると仰いますな」


将軍「やらないか?」


家臣「分かりました。殿がそうおっしゃるなら行きましょう」


将軍「やらないか?」


金太郎と尻太郎の勝負はなんと将軍にまで届いてました。そして将軍は金太郎を是非迎い入れたいと言ったのです。


将軍「やらないか?」


金太郎「そうか。分かった、おっかぁを楽に出来るならそれもいいな、行くよ、町へ」


家臣「おぉ来てくれるか!では早速だが準備が整い次第ここを出ようではないか。金太郎よ、外で待っておるぞ」


玉太郎「・・・」


金太郎「さて、という訳なので準備をしますかね」


玉太郎「ほんとに良いのか?」


金太郎「ああ」


玉太郎「行ったらあの将軍に喰われるぞ」


金太郎「おっかぁの為だ、仕方ない」


玉太郎「行かないでくれ」


金太郎「すまない」


玉太郎「俺が修業に出たのは、お前と距離を取りたかったからなんだ。男同士は色々とアレだろ?」


金太郎「分かってる」


玉太郎「ならどうして!?」


金太郎「お前に相応しい男になる為でもあるのさ」


玉太郎「えっ!?やだ何?」


金太郎「街へ出て、男磨いていつか帰ってくる。その時まで待っててくれ。甲斐性なしではダメだしな」


玉太郎「金ちゃん・・・」


金太郎「玉ちゃん・・・」


将軍「やらないか?」


金太郎「うぉ!将軍様!びっくりしたなぁ」


家臣「良い感じになってるいる所ですまないが時間だ」


金太郎「そっか、分かった。じゃあ行ってくるよ、玉太郎!」


玉太郎「ああ、絶対帰ってこいよ!」


家臣「では、しゅっぱ~つ!」


将軍「やらないか?」


そして数年後


金太郎「ふぅ、久しぶりの村だ。みんな元気にしてっかなぁ」


子供「こんにちは!」


金太郎「おう、坊主。元気が良いな!どこの子だい?見た目がクマっぽいが・・・?」


玉太郎「お~い、クマ太郎何処行った~?」


金太郎「あ、玉太郎!その子は・・・」


玉太郎「金太郎!!!・・・この子は・・・俺の子だ」


金太郎「えっ!どういう事だ?」


玉太郎「オレ、クマと結婚したんだ」


金太郎「嘘だろ?そんな・・・」


玉太郎「ほんとだ」


金太郎「嘘だああああああ」


金太郎は玉太郎に裏切られました。そしてそのショックでノンケに戻り、後に美人な嫁さんを貰って幸せに暮らしたそうな


めでたしめでたし


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