プロローグ
とある少女は、とある門の前に立っていた
【私立魔天学園】と書かれた表札に目を向ける。
「やってきた、魔天学園に」
少女の表情は無表情
だが、心の中ではテンションMaxである。
___ひゃっはー!デカッ!さすが名門なだけあるな!!
そう、ここ魔天学園は名門校
表向きはの話。
表向きは偏差値が尋常じゃないほど高く、一般の人は中々入る事の出来ない。否、ほぼ0%に等しい。だが、ある【能力】を持っている人間は入学テストなしで入れるのだ。
だが、少女はそのことを知らない
ある日ポストの中に一通の封筒が入っていた
少女は封を切り封筒の中から一枚の紙と招待状を出した。
「何これ」
少女は手紙に目を通す
そこに書いてあったのは一言だけだった。
【貴女を私立魔天学園の入学を許可します。】
魔天学園理事長、と書かれていた
「夢みたい‥‥この学園に入れるなんて」
少女は学園のパンフレットを見ながら足を踏み出した
夢のようで夢ではない。
この現実にまだ実感していない顔を校舎に向ける
___誰か夢だと言ってくれー!!
心の中で叫んでいる少女
空を見上げ、夢のようで夢ではない現実を受け入れた少女はとても嬉しそうだった。
「さて、行きますか」
そして今日、この魔天学園に新しい生徒が加わる
その名も
___湊律。