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第1話『はじまりへの扉』

初心者なので、未熟なところがあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。


(トゥルルルートゥルルルートゥルルルーピッ!)


「もしもし〜朝早くからどちら様〜?」


「私だ!響!今すぐ研究室へ来い!すごいものを見せてやる!今回はお前もビックリするぞ!」


「そっかぁ〜じゃあ楽しみにしてるよ〜。でも、俺はこれから学校に行かなきゃなんねぇからその後な〜」


「あぁ、そうだったな。わかった。それではあとで」


「あとでなアルベルト」

(ピッ)


ベッドに横たわった青年は携帯電話を切り、枕元の時計を見た。

(まだ6時半じゃねぇか!7時まで後30分もある。もう一度寝るか?いや、この前二度寝した時、遅刻して厄介なことになった…。アルベルトのやつめ全く変な時間に起こしてくれたよ。まあ、こういう時は相談アプリで)

青年は携帯電話のボタンを押した。すると、画面から映像が浮きでてきた。青年はそれを指でスライドさせたりしながら巧みに操っていた。

「あったあった!」

青年は[相談アプリ]という項目をタッチした。

「こちらは相談アプリです。今回はどのようなご用件でございましょうか?」


「今日、世立日本グローバル学院に早く登校すると、何かメリットはあるか?」


「今日、朝早く登校した場合食事券を買うと、先着100名様に飲み物1本無料券がついてきます。あとは…必ず遅刻をしないということですね。」



「そうか〜。飲み物無料券か…。うーん。まあ、貰って損はないか。はやく行ってみるか」


青年はベッドから立ち上がり、学校に行く準備をし、家を出た。家を出ると青年はガレージを開け、タイヤのないバイクみたいなものに乗りこみ、エンジンをかけ、青年とバイクのようなものは空中に浮き、勢いよく飛びだしていった。



空中には青年の乗っているバイクのようなものを乗る人や自動車のようなものに乗る人などがとてつもないスピードで過ぎ去っていく。こんなものが何台もとてつもないスピードで走ったらぶつかりそうな気がするがぶつかる気配がしない。どうやら自動修正装置みたいなものがついていて、センサーがこのままだとぶつかると危険を予知すると、互いの自動修正装置が働き、軌道を修正するらしい。おそらく、この機能があのスピードでの移動を実現しているのであろう。



少しすると高い塀に囲まれた巨大な建物が見えた。どうやらあれが青年の学校らしい。青年はその建物の門に近づくにつれ、スピードを下げ、門を通りすぎていった。門を通りすぎると駐車場みたいなところがあり、青年はそこにバイクを止め、校舎に入っていった。



(やっぱり、この時間の学校は人がいなくて静かだな。飲み物無料券はもらったな)



青年はそんなことを考えながら自分のロッカーに向かった。


ロッカーにはタッチ式のカーナビみたいな形をしたものが搭載されている。これは『SNP』といい、学校のスケジュールや自分がうける授業を選択したり、確認することに使ったりできて、他には学校で使うものを購入することもできる。学校の食堂は昼の時間になると、とても混むので、学校はこの『SNP』で欲しい食べ物などを購入し、食事券が出てくるので、それを食堂に持っていき交換するだけという便利な機能を追加したのだ。別になんでも『SNP』で買わなくてもいいんだが、自分の『SNP』で品を買うと、100円ごとに1ポイント貯まり、ポイントを集めると特定のものと交換できるので、ほとんどの人は自分の『SNP』を使って購入している。


自分のロッカーの近くまでくると意外にも人がいた。どうやら、『SNP』で何かしているらしい。

(おいおい、飲み物無料券だけのためにこんなに人が来るものなのか!?何か他にもありそうだな)


青年は自分のロッカーの鍵を開け、『SNP』を起動させた。調べてみると飲み物無料券はまだ41枚も残っていた。

(これは無料券目当てじゃなさそうだな。)


響:「おい!向井。今日って、なんかあたっけ?」


向井:「なんで?」


響:「朝早いわりになんか、みんないるからさ」


向井:「ああ、あいつらね。あいつらはダンスター教授の特別講習に選抜された奴らだよ。今日の授業が始まるまでに時間割をかえとかないと、受講拒否ってことになって選ばれた意味がなくなっちゃうからね。まあ、俺も一応選抜されてたから朝早くきたわけだよ。てか、お前も選抜されたから早く来たんじゃないの?」


響:「ヤベー。全然知らなかったわ!俺はただ朝早く起きたから来ただけ。」


向井:「えっ?てことはさ…、お前選抜されたか確認してないわけ?」


響:「ああ。そうだよ。俺がそんなのに選抜されてるわけねぇだろ…。」


向井:「でも、一応確かめてみろよ。ダンスター教授の特別授業だぜ?もしかしたらってこともあるかもしれないだろ?」


響:「まあ、そうだな。見てみるか」


青年はそういうと、自分の『SNP』の[学校連絡]という項目をタッチした。すると、1件のメッセージが届いていた。二人はまさか!?と顔を見合わせ、メッセージをタッチした。メッセージにはこう書かれていた。

【舞川響様へ あなたはイートン・ダンスター教授の特別推薦により、特別講習のメンバーに選抜されました。

選抜された者は『SNP』にて時間割の変更を行って下さい。受講拒否をしたい者は時間割の変更を行わければ、自動的に受講拒否となります。※しかし、受講拒否をできるのは一般選抜の者だけで、推薦選抜された者は強制参加となります。推薦選抜された者は時間割の変更は必要ありませんのでご注意下さい。以上。 世立日本グローバル学院校長 坂本慎太郎】


向井:「お前も選ばれてるじゃん!てか、特別推薦とかなんだよ!?お前って、実はすごいやつ?」


響:「そうかもな〜。俺にはなんで教授から推薦されたか全然わかんねぇけどな」


響はこうして驚きながらもダンスター教授の特別講習を受けることになった。


今後も続けていく予定なので、よろしくお願いします!

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