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お昼の月見

冷蔵庫を覗いてため息をつく。わかってはいたことだけど、やっぱりそばは切らしている無い。テレビで俳優さんが美味しそうな月見そばを食べているのを見た息子が急に食べたがっているのだ。あまりわがままを言う子ではないが、食事に関しては稀に熱量が高くなる。可愛い息子の偶のわがままくらいはできるだけ応えたいと、今ある食材を見て考えを巡らす。


そばは無いけど卵はあるので、『月見』にはできる。そばよりも月見要素の方が息子の心をとらえていると思うので、何とかはなりそう。最悪、初めての手打ちうどんにでも挑戦しようかと唸っていたが、ふと閃いた。アレならどうだろう。


手早く準備し、お皿に盛り付け、最後に卵黄を乗せて月に見立てる。ちゃんと席についてる息子の前に配膳すると、少しの間不思議そうな顔をしていたが、すぐに笑顔になった。よかった。

「はい、ご飯できたよ。そばにはできなかったけど、ほら、月見パスタだよ」


テーマ『月』『カルボナーラ』


次話も読んでくれると嬉しいです。

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