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いのちの詩(仮題)

翼(あるいは、きみがくれたもの)

作者: 浮き雲

「よくわかっている。でも、はっきりと、書きたくはない。」という部分と「よくわからない。でも、書きたい。」という部分が混在しています。読んでいただいたのに、理解不能と匙を投げられた方があれば、申し訳ありません。


言葉が浮かぶままに15分ほどで書いたので、推敲(?)はしていません。誤字脱字などあれば、ご容赦ください。




この世界は、限りなく無限に近いから


誰しもが、世界のすべてを知らない


だからこそ、神は世界に存在し得るし


神のもとでの平等も否定されない




広大な世界の、ちっぽけな、この星の


どれほどのことさえも知らない僕が


夜空に星をみて、宇宙を思う


光の速さを越えて、宇宙の中心へと向かう




なぜ、人は想像という翼を得て


創造という行為に憧れるのか


その枝葉の末節のひとつでしかない僕が


僕という存在のルーツを遡る旅をする




片方に純白の翼を


もう片方に漆黒の翼を羽ばたかせて


飛んだことさえない世界を


空間と時間の縛りから解き放たれて、縦横に駆け巡る




「記憶」という過去に向かうベクトルが


「予測」という未来に向かうベクトルを生みだす瞬間


「理解」という内面を埋める作業が


「創造」という外へと広がる行為に変わる瞬間




僕は、数多の時空を跳躍して


神秘の扉を開く鍵の秘密を創造する


類まれなる知性が開けない扉を


内なる世界でだけは、開くことが許される




僕の中では、真実と事実は交錯しない


多重世界の存在を物理学が予測しなくても


二つ以上の世界が存在することなんて


人間は、とっくに実感しているのだ




人は自由に空を飛ぶ


有限の中で、無限を夢にみながら空を駆ける


そして、いつかまた僕は「僕」という器の中に落下する


背中の翼をなくさなくても、もう、飛ぶことはできない




人は、そうやって、重力に縛られる


足を傷だらけにして、大地を踏みしめる


そして、穏やかな夢をみる


予定的調和の世界に、もう、翼はいらないのかもしれない







「きみがくれたもの」という言葉は、書き終えてからテーマを考えているときに思いついて、昨日聴いていた曲からいただきました。この言葉の前に「secret base~」という言葉がついていたと思います。もしかすると「きみ」は漢字だったかもです。でも、ひらがなにこだわりました。ささやかな抵抗です。

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― 新着の感想 ―
[一言] ご無沙汰してしまっていました。また少しずつ読ませていただこうかと思います。 考えるな、感じろ、というところでしょうか。でも、語られている感覚は好ましく思えます。 地上という平面に縛られた…
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