酔う【言葉に酔う】
Thelonious Monk
Monk's Dream
を 聴きながら 今、書いていますが、
突然ですが、……私は、言葉に酔う……というのは、……書いて、想像する者の特権だと思っている。
この状況や状態は……、一度なってみないと解らない現象なのだが……、……これを一度体感してしまうが最後、……この現象は、【癖になるのである】
……ああ、非常に危険だ。……目の前のあなたにはお勧めしない……が、……私は、特権だと思っている。……それは、……ただただ、その一瞬が、幸福だから……である。……この言葉に尽きる。ああ、危険である。……これは、劇物であると、言っても過言ではないだろう。言葉に酔える同士が、そこにおられるのなら、なるほど、頷いて頂けることかと思うが……。
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……さて、……この、劇物である、言葉に酔う……という現象は、……何も書くもの、書いた文章、文体が自分で生み出したものではない場合……でも起こりうる、厄介な現象であったりもする。【つまり、好みの文体、文章であればたちまち発症してしまう 見かけるだけで、ある ……何とすさまじいのであろうか 嘆かわしい】
……こういった哀しい現象を、……私は自分以外の言葉に酔った同士を偶々文字界隈で目撃し、思わず涙を禁じえなかった気分になったことがあるが……しかし、彼、彼女らは、酷く幸福であるのである。……その気持ちは、私も理解出来る。ああ、幸福であるので。……しかし、何度も申し上げることになり、いささかしつこく感じられるだろうが……再三申し上げているように、……この現象は、【癖になるのである】
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離れられなくなる
読むこと、書くこと そして 想像の世界を泳ぐ行為が 癖になってしまう。
それが幸福と捉えるのか、特権と捉えるのか
劇薬と捉えるのか、悲劇と捉えるのか……は、
感性と感受性とその酔う文章の傾向にも左右されるだろうが……
【けれど、この現象は、……厄介なことに……癖になるのである ……一度なってしまったが最後、離れることは出来ない】
……想像の海を泳ぎ……幸福の坩堝に溺れてしまいたい ……そんな気持ちになる前に 私は、リンゴを齧ることにしよう。
酸味に溺れる方がもしかしたら幸せかもしれないと錯覚し直す為に