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プロローグ
僕の人生は後悔の連続だ。
後悔先に立たずという、ことわざがある。
物事が終わった事を後にいくら悔やんでも取り返しがつかないという意味だ。
たった1つの選択、そうただ1つの選択が
自分を 友達を 家族を幸にも不幸にもする時があるのだ。
だから僕は選択などして来なかった。
選んで、やって、頑張って後悔するくらいなら何もしなければいいなんて体のいいこと思って過ごしてきた。
でも結局僕は選択してたのだ
何もせず、頑張らず、ただただ下ばかりを見て生きてきたのだ。
後悔先に立たず、物事が終わった事を後にいくら悔やんでも取り返しがつかない
それなら、もう間違えない……なんてことは出来ないかもしれない。
でも次は次こそは、
────悔いのない選択をしていく────
そう少年は心に刻み顔をあげた。
新しい人生の幕をあけて