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4話 転生

和樹は気がつくと、どこかよくわからないところにいた。


あたりは見渡す限り真っ白で、何もない。


「やあ、起きたようだね」


背後から声をかけられ、振り返ってみると、そこにはローブをかぶった男の人がいた。


「さてと、自己紹介をしようか。私はヨグ=ソトース。全知に精通し、時間、空間を超越した神だ。正確には違うけどね」


どっちだよ!と思ったりしたが、この人(神)が言っていることが嘘ではないことはなんとなく分かった。


神の力なのか、その人(神)を見た瞬間謎の神々しさを感じたからだ。


「さて、不幸にも君は死んでしまった」


(うすうす感ずいてはいたが、やはり死んでいたのか。多分あの化け物が俺を殺したんだろうな)


「そこで、私から提案がある。君、転生しない?」


「転生?」


「そう。新しい体と力を持って異空間にある別の世界で人生をもう一度やり直さない?」


「そんなこと出来るんですか?」


「出来るとも。これでも神だからね。ただし、1つ条件がある」


「条件?」


「そう、私の眷属になることだ。眷属ってのはまあ、あれだよ、巫女的な奴だと思ってくれればいい」


「その…眷属になることで何か変わったりするんですか?」


「具体的には私といつでも会話ができる。他にも、私の持つ力を貸したりすることができる。今なら私の力の一部を君にあげるよ!そのかわり、いくつか私のお願いを聞いてもらうことになる。あ、生贄をよこせとか、そういうやばいやつは無いから安心してね。ちなみに、君が転生する世界って魔法とかそういうのがある代わりに、モンスターとかもいるから私の力は貰っといたほうがいいと思うよ〜」


「あの、質問したいことがあるんですけど…」


「なんだい?」


「俺ってもしかしてモンスターに殺されて死にました?」


ずっと気になっていたことを聞いてみる。カナダで見たあれは結局何だったのか。


「あー、君がカナダで見た奴か。あれ、モンスターじゃなくて神だよ?モンスターであそこまで強い奴はいないよ」


「あの恐ろしい姿をしたのが神様なんですか?」


到底信じられないことだ。和樹の中の神様のイメージは、今自分の前にいるヨグ=ソトース様みたいな人型だからだ。


「そう。私も本来の姿は、人間からすると化け物だと思うよ。神ってああいうのがほとんどなんだよね。ほとんどの神は人間なんてどうでもいいって思ってるし。まあ、神って人間でも頑張れば倒せるから」


祟り神とか、そう言う奴と思えば少し納得出来るような気もするが、やはり神様が恐ろしい見た目をしているのは信じたくない。


「えっと、別世界にはああいうやばい神様って沢山います?」


「神ってどんな世界にもいるから、なんとも言えないね。まあ、君を殺した神、旧支(グレート・オー)配者(ルド・ワン)と呼ばれているんだけど、旧支配者はだいたいが封印されてたり、弱体化してたりするから、大丈夫だと思うけどね。あ、それと、もし転生しなかったら苦痛と共に永遠の時を彷徨うことになるから、転生することをお勧めするよ」


(それ、実質転生強制じゃねーか!)


その後いろいろ話した末、眷属になることにした。


「えっと、じゃあ眷属になって転生します」


「おっ!君ならそう言ってくれると思ってたよ!それじゃ、新しい世界楽しんできてね!」


ヨグ=ソトースがそう言った途端、魔法陣が和樹の足元に現れ、次の瞬間には森の中にいた。

今回の話は色々おかしな点があると思いますが、次回説明する予定なので、気にしないでください。

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