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21話 崩れる常識

学校が始まってしまったので、更新ペースがおちます(もうすでにおちてる)。ごめんなさい

 その後何事もなく夜明けを迎える。


 今泊まっている部屋は訳ありなので、当面の間は使えるそうだ。


 それにしても、朝一はなんだか違和感を覚える。この感覚は今に始まったものではなく、ここ最近になって感じる機会が増えているような気がするのだ。


「おはようございます。朝から眉間にしわを寄せて何を考えているんですか?」


「おはよう。…なんて言うか…よく分からないんだけど、変な感じがするんだよね。…なんか、忘れているような、そんな感じ」


「人間としての常識が失われていることに対しての違和感だと思います」


「どう言うこと?」


「そうですね…ご主人様はこの世界に来てから、一度でもトイレに行ったことがありますか?」

 

 その言葉を聞き驚愕する。


「そう言われてみると、一度も行ってない気がする…」


「他にも、運動して汗だくになったりしましたか?一度でもバテたことがありますか?」


「疲れてはいるけど、バテたりしてないな…」


 滋賀県から京都まで少なくとも40kmぐらいは歩いたはずだ。それなのに、一度たりとも水は飲んでいないし、バテてもいない。それどころか、町付近で盗賊と遭遇するまで一度たりとも休憩していない。


「これは、私が空間干渉の練習をしていた時にヨグ=ソトース様が話しておられましたが、私たちの体はすでに人間のものとはかけ離れているそうです。骨折程度なら2日もあれば治りますし、身体能力は一般人の2倍はあるようです。寿命もありませんし、人としての肉体はこれ以上成長しないようです」


「俺人間じゃなかったのか…」


「どこからどこまでを人間とするかにもよりますが、一様、種族的には()()人間ですよ」


「それにしても、ヨグ様、優花には色々話してるのに俺なんで俺には話してくれないんだ?」


「ヨグ=ソトース様は、あまりご主人様に干渉したくないみたいですよ。なんでも、ご主人様に直接あれこれしていると、面白くないんだとか…この辺りは神のお考えになるので私では到底理解できませんが…

 最近、ヨグ様にテレパシーが繋がらないのはそのためだと思います。ご主人様が転生者であるとか、ご主人様が倒すべき神様のことについては聞いているので、何かあれば私に言ってくださればそれなりにお答えできるかと…」


「そういうことなら、頼りにしてるぜ」


 その後朝食を食べ、俺たちは冒険者ギルドに向かった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「当面のところは私の出番はなさそうだ。次は君の眷属を使わせてもらうよ〜」


「ヨグ=ソトースの頼みならば聞き入れよう。あやつも退屈していそうだしな。それにしても、本当に面白いものを見つけたではないか。私もあの和樹と優花というやつらには興味があるぞ」


「君も時間を超越してるもんね〜

 人間たちが本を読ん出るのを見て、架空の物語の何がいいのか理解できなかったけど、少し分かった気がするよ。先が読めない展開がこんなに面白いとは思わなかったね」


「まったくだ」


「君とは昔からの仲だ。一緒に彼らの行く末を見守ろうではないか。ただ、私としては1つ不安要素があってね。どうも一部の旧支配者の様子がおかしい。バタフライエフェクトなのか…特に厄介なのはその中にアイホートがあることだ。先ほど話した通り、優花君はアイホートを殺したいようでね」


「…なるほど。理解した。そのために私をわざわざ読んだのか…」


「勘違いしないでほしいけど、別にアイホートの件がなくても読んでたよ。時間を超越している者として、是非とも見てほしいしね。それに、君の眷属もトリックスターになるかもだし…」


「そう簡単にトリックスターが現れても困るのだがな…アイホートに関しては最悪私が出向こう」


「頼りにしてるよ。私と同じ時間を超越した神、?()()?()() ()?()()()

やっぱ、外なる神が1番いいよね!

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