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10話 みんな大好き冒険者ギルド

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 朝になり、宿を後にする。しかし、ひどい宿だった。

 昨日Yoguuで調べた情報と違い、部屋はお世辞にも良いとは言えず、料理についてもあまり美味しくなかった。Yoguuをあてにしすぎるのも良くないと言う事が分かっただけマシだと思い、考えるのをやめた。


『おはよう和樹くん』


『おはようございます』


『先に聞いておくけど、今日の予定ある?』


『あると思いますか?』


『ないだろうね。さて、神から眷属である君に命令だ。冒険者になれ』


『冒険者って、あのファンタジー世界とか、ゲームとかでよくある、モンスターとか倒したり、素材回収したりするやつですか?』


『そうだよ。依頼を達成してお金をもらうやつ。今の君みたいに身元がはっきりしない人間でもつける職ってこれぐらいしかないしね。冒険者になるためには、冒険者ギルドで登録しないといけないから、まずはそこまで行こうか』


 そんなわけで、大通りにある冒険者ギルドの前に来た。建物は木造だが、意外と豪華で、どこか和を感じる作りになっている。

 中に入ってみると、受付があり、受付の隣には休憩スペース的なものがあった。休憩スペースの奥には巨大な掲示板があり、そこには依頼内容が書かれた貼り紙が大量に貼られていた。


「あの、すみません。冒険者登録したいんですけど」


「新規登録の方でよろしいでしょうか?」


「はい」


「では、こちらのギルド規約をお読みの上、こちらの契約書の記入の方をお願いします」


 そういって、俺はペンと契約書、ギルド規約書を渡された。


 規約書の内容はこんな感じ

 ・規約違反をした場合は、それ相応の処罰が下されます。

 ・依頼は同時に4つまでしか受けることができません(ランクによって異なる)。

 ・ランクによっては、受けられる依頼に制限がございます。

 ・依頼を失敗した場合、違約金が発生する場合があります。

 ・冒険者同士のトラブルは基本的にギルドは介入しません。ギルド内でのトラブル、職員、ギルドが関係している場合は例外。

 ・他の冒険者の依頼の妨害行為、嫌がらせは原則禁止。

 ・暴行、窃盗等の犯罪行為は通報します。

 ・冒険者が依頼をこなすために犯罪行為を行ったとしても、ギルドは一切の責任を負いません。

 ・なんらかの犯罪を犯し、懲役刑が下った場合、冒険者の資格は剥奪されます。

 ・この規約の内容は冒険者ギルドがいつでも自由に改変できるものとします。なお、改変した場合は冒険者に通知するものとします(法に反するような事や、一部の権利を侵害する様なものは認められない)。

 ・ギルドは冒険者の依頼達成報酬の5%を手数料とします。

 ・冒険者登録には1万円の登録費用が必要となります。これは、再登録の際にも必要となります。

 ・etc


 契約書のほうは規約書に書いてあることに同意するか?どうかというものらしい。


 契約書を書き終え、契約金と一緒に受付の人に渡す。


「こちらがギルドカードになります。このカードはあなたが冒険者である事を証明するためのものとなっている為、くれぐれも紛失しないようにお願いします。もし、紛失した場合は再発行に3万円必要となります。それでは、最後に契約書とカードに魔力を流してくだされば手続き完了となります」


『魔力の流し方はなんとなく流れろって思えば多分いけるよ。魔力のコントロールって、手を動かすのと変わらないから』


 一瞬パニックになりかけたが、ヨグ様がフォローしてくれたおかげで無事、手続きを終えることができた。


「手続きは完了しました。これで和樹さんは冒険者です。

 それでは、続きまして冒険者ランクの説明をさせていただきます。

 冒険者ランクとは、その人にあった依頼を受けてもらうためのシステムで、依頼をこなしていき、一定数に達した場合、ランクを上げることができます。この時に、昇格試験がある場合がございますのでご了承下さい。

 規約書にもございましたが、ランクによっては受けられる依頼に制限がございます。ランクが高ければ高いほど、この制限は解除されます。

 依頼にはランクが設定されており、冒険者は自身のランクより1つ上の依頼まで受けることができます。

 ランクは上から順番にS+ S A B C D Eとなります。

 和樹様は登録したてですのでEランクとなります。

 以上で説明は終了です。何か質問がございますか?」


「いえ、特にないです」


「それでは、受けたい依頼が見つかりましたら、依頼に記入されている番号を覚えて、受付の方で申し付け下さい」


『和樹君、無事登録できたみたいだね。まずはSランクの冒険者を目指してくれ。この程度も出来ないようでは、神を殺すことなんてできないからね』


『S+ランクではないんですね』


『S+クラスの冒険者になるのって色々コネがいるからね。それじゃ早速何か依頼を受けてみよう』


『あ、それと、言い忘れてたけど、さっきの受付の黒人男性のAPP18だよ』


『何ですかそれ?』


『そのうち分かるさ』


 そんな訳で、Sランク冒険者を目指すことになった和樹だった。

みんな大好きAPP18。私もAPP18に生まれたかったです。

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