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3 ダルダルスプリング
「もう俺は疲れた」
「ええ~」
「何もかもがどうでもいい」
「さっきまであんなに元気だったのに~」
「春は頭のイカれたピンクの花畑どもが多くて嫌いだ夏もスイカとメロンが視界に入るから嫌いだ秋はサツマイモが視界に入るから嫌いだ冬は白い雪が視界に入るから嫌いだ」
「じゃあ季節なんてなくなればいいじゃん?」
「名案だ!季節の精霊を殺しにいこう」
「なんかもう目的かわってるし~」
「…季節の精霊なんているわけねええええ」
「そうなんすか~?」
「糞…太陽を破壊しにいきたいが、神のテリトリー、世界バランスがある上太陽に住むまだ見ぬ美女を死なせるわけにはいかない…」
「きゃーっ!カルラケル様やさしー!」