表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
熱き恋のバトルは突然に・・・  作者: ぴたにゃん
3/12

オーディション(1)

私は澪と麗奈の誘いを必死に否定したが結局三人でオーディションを受けることになった。

最初はやる気がなかったがいつしか練習していくうちになぜか夢中になってしまっていた。


私たちの通う高校の恒例となっているカップル文化祭には毎年三つのジャンルがお題として出される。

そのお題にそってカップルの相手となる男子生徒とストーリーを作らなければならない。

私たちは早速カップル文化祭実行委員である大谷伸明(おおたにのぶあき)先輩の所へと訪れた。


大谷先輩はこの高校一の優等生で常に成績トップの学力者だ。

部活はサッカー部でキャプテンも務めていて去年の夏にはサッカー部を初めて全国大会に導いたこの高校一全校生徒が憧れている先輩である。

私たちは募集事項を確認してそれぞれエントリー用紙に署名をした。

それを大谷先輩に渡すと募集要項について詳しく載っている書類を渡された。


書類にはカップル文化祭の詳しい説明が記載されていた。

今回のカップル文化祭のデートのテーマは「放課後」「夏休み」「別れの駅」の三つだった。

その三つのテーマで制限時間である一分間の間でストーリーを作らなければならなかった。

私たちは三人で話し合いそれぞれ別のテーマでオーディションを受けることにした。


話し合った結果、澪は「夏休み」、麗奈は「別れの駅」、そして私は残された「放課後」を選んで練習に励むことにした。

本来なら恥ずかしくて内容など言えないのだが、私たちはお互いのデートストーリーを見て意見を出し合ってそれぞれのストーリーを作り上げていった。


ただ私たちは作り上げる中で一つだけ緊張している事があった。

それは彼氏役の男子生徒がどんな子なのかということ。

私は特に初めて参加するのでさっぱり分からず自分のストーリーがこれでいいのかとすごく迷っていた。


そしてオーディション当日、私は朝からドキドキのまま学校へと登校することになった。

最後の最後まで緊張でいっぱいだった。


オーディションは五時間目の一時間で行われることになっていた。

私たちは最後まで練習に取り組み本番に臨んだ。


そしてついに待ちに待った五時間目がやってきたのである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ