今日から高校二年生
私は絶対に諦めたくない!
あの人にだけは絶対に負けたくない!
あの人と絶対に幸せに見せる!
私の名前は斎藤夏美。
大人気アイドルのスーパーウーメンが大好きでちょっと天然な高校二年生。
私は今日から高校二年生になり、残りの高校生活を楽しもうと心を弾ませていた。
「夏美ー。早くしないと遅れるわよ。」
「はーい。いま行くー。」
私はいつもより高いテンションで部屋を飛び出した。
一階にはいつものように家族が集まって朝ごはんを食べていた。
「みんなーおっはよー!」
私はいつものように元気よく挨拶をした。
「お?今日はいつもよりずいぶん元気じゃないか。」
そう話しかけてきたのは私のパパである斎藤一浩。
私の自慢のパパで今は大手企業の課長をしている。
「今日から夏美は高校二年生だもんね~。」
そうパパに話しかけたのは私のママである斎藤佳江。
今は専業主婦で私たちの家族を支えてくれている自慢のママで以前はパパと同じ会社で受付員として働いていた。
「そうか。もう高校二年生か。やっぱり時は早いもんだな~。」
パパはいつものように新聞を読みながら呟いていた。
「ねぇ、私もお姉ちゃんみたいに早く高校生になりたいー!」
私の横で嘆いているのは私の妹である斎藤真理奈。
これまた私の自慢の妹で小学六年生である。
「真理奈、真理奈もいつかお姉ちゃんみたいに立派な高校生になれるから、それまでにたくさん勉強するんだよ?」
私は真理奈を励ましてあげた。
「本当になれる?」
真理奈は不安そうに聞いてきた。
「うん、絶対になれるよ!」
私は全力で真理奈を励ました。
「わかったー!私もお姉ちゃんみたいな立派な高校生になれるように頑張る!」
それをきいた私は少し恥ずかしくなった。
「二人とも、早く食べないと遅れるわよ。」
私はお気に入りの皿に置いてあったパンを手に持って家を後にした。
「行ってきまーす!」
「気をつけるのよー。」
こうして私の元気な高校二年生の生活がスタートしたのだった。