表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

3.かわす

「ちょっと休んでこうぜ」


 透がベンチに足を投げ出してだらんと座る。岬は両手のポップコーンをベンチに置き、そのまま透が座ったベンチの斜め前にしゃがみ込んだ。今日は遊園地への校外遠足だ。4人班での行動で、じゃんけんに負けた岬と透が買い出し担当になっていた。


「女子と合同の班が良かったよなぁ」

「うまくやったのは一軍さまだけっしょ」

「むかつくっ」


 透が振りかぶって投げてきたポップコーンを片手で掴み、ふふんと顎を上げる。すると今度は口で受けろと言ってくる。


「無理だって!」


 透が面白がって何粒か投げてくる。岬は立ち上がって、何度か空振りしながらポップコーンを口でキャッチした。


「はぁ。余計疲れたんですけど?」


 透を胡乱な目で見やるが、ゲラゲラと笑いながらポップコーンを頬張っている。


「そろそろ行かなくちゃな」


 急に真面目になった透が時計を見て呟いた。それから岬の顔を見て噴き出す。


「え? 何?」

「なんでもなーい」

「なんなの」


 岬は顔に触れ、口元をゴシゴシする。それからポップコーンを手にとり、スタスタと歩き出す透を追いかけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ