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第27話 侯爵家8

見た目をどうこうっていってもそっちも悪いところが無いゴブ。

3人のお子様を出産されたとのことだが体形はくずれていないし。

推定40歳手前のようだが、外見年齢は20歳後半だと言われても疑わないゴブ。

むしろ今現在が大人の色気が最高になっている状態なのではないだろうか?


「ゴブ」(外見も全く問題ないと思うゴブ)


「違うのよ、ミセッティ。お母様は確かにいまでも充分お美しいですが、さらなる美を追求されたいのですわ」

「よくよく間近でご覧なさい。首のまわりにしわはあるし、おへそのまわりには余分な肉がありますわ。お尻や乳房もおそらく若い時よりも垂れてきているはずですわ」


「・・・アイラちゃんとは今度ゆっっっくりとお話する必要があるようですね」

「いろいろと語弊はありますが概ねその通りです。私も人の子、年齢を重ねるたびに色々なところが気になってくるのです。期待していますよ?」


お母様はベッドに仰向けになり静かに目を閉じた。


これ以上の抵抗は無意味ゴブな。

それに屋敷で一番権力を握っているのはだいたい奥方様と相場は決まっているゴブ。

しっかりと媚を売っておくのも悪くないゴブ。


「ゴブ!」(聖魔法 レベル7 神界 発動)


わたしを中心に半径2m程度が光の結界に包まれる。

もうその中は疑似的な神界になっており、物理法則、時間などの常識が通用しない。


「ゴブ」(やっぱりキツいゴブ)


発動と同時にゴソッとMPを持っていかれる感覚とともに魔物である体にジリジリと焼かれる感覚が襲う。


「ゴブ」(早く終われせないと体が持たないゴブ)


転生時のキャラメイクのような画面が開かれる。


首だけでなく首から下、体全体のしわを無くし肌の張りを引き締めていく。

お腹まわりの脂肪も必要最低限に減らしておく。

お尻や乳房もかなり立派なのでもったいないと思いながらややスリムに、重力に負けない張りをつけてやった。


女神の力でいじり放題、やりたい放題。まさに女神工房だな。


自身で発動した神界の中ではMPは消費しないのだ。

小さな世界で創造神になった気分ゴブ。


「ゴブ~」(完了ゴブ~)


神界を解いた。

頭がくらくらするゴブ。全身がひどい日焼けをしたように痛い。


「ミセッティ、今の魔法は何ですの?中が全く見えない結界のようでしたが」


「ゴブ~」(後で説明するゴブ。もうへとへとゴブ)


お母様は起き上がり、裸のまま鏡の前で仕上がりをチェックしている。


「ふふふ、さすがです。結婚したての頃を思い出します。あの人もきっと気に入ってくださるに違いありません。よく頑張ってくれました」


「気に入ってくださり何よりですわ。ミセッティも誇らしく思っております」


「ゴブ」


「で・す・が!まだ終わっておりません。一番大事なところが手つかずです。

 そう、お顔。お顔が全く先ほどと変わっていません。もう一度です」


「ゴブ~」

顔も何も悪いところが無いし・・・っていう抵抗はまた不可なんだゴブな・・・。


分かったゴブ。もうとことんやってやるゴブ。


「ゴブ!」(聖魔法 レベル7 神界 発動)


発動と同時にゴソっとMP・・・(以下省略ゴブ)


やってやったゴブ。もう遺伝子をサーチして全盛期だったと思われる20歳前後の顔になるようにしたゴブ。

もうこれ以上追加の要望が出ないように[復活]完全ヒールもついでに掛けておいた

どこか見えないところに部位欠損があったとしてもこれで問題ないゴブ。


「ゴブッフ!」(もうこれ以上は無理ゴブ!)


神界を閉じるとともにわたしは意識を失いそのまま倒れこんでしまった。


「ミセッティ!ありがとう。私のためにこんなになるまで頑張ってくれて!」


お嬢様が泣きながら受け止めてくれている。

ふぅ~。お嬢様は相変わらず下々のものにも優しいゴブな・・・。


薄くなる意識の中、わたしはお嬢様の優しさと仕事をした満足感に包まれていた。


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