表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/40

第17話 出会い8

「でもよりによってなんでゴブリンなんですか~?角ウサギやフォレストウルフの方がふさふさして一緒に寝たら気持ちいいし、せめてスライムとかの方がプルプルしてかわいいのに」


うぐっ。痛いところを突いてくるな・・・。オレだって元々そのつもりだったし。

今さらながら最後まで気が付かなった自分がふがいない。

最後にポチっと押したのが間に合ったような気がしたんだけどな。


「角ウサギとかふわふわでかわいいですよね~。がんばってお世話しちゃいます。そうだ!まだ1匹しかテイムできないのであればこのゴブリンは処分して団長にかわいいのを捕まえてきてもらいましょう」


なんて恐ろしいことをさらっと言い出すんだこの能天気メイドは!!


「ゴブブ」(本当にそうなればテイマースキルじゃないことがバレるゴブよ)


お嬢様にこそっと耳打ちする。


「おほほほ・・・。マリーったら冗談ばかりで困りますわ。ゴブリンの方が人型に近い分いろいろと役にたちますわ。肌の緑色は少し気持ち悪いですけど」


「ゴブゴブ」(その通りゴブ。役に立つゴブ)


オレはお近づきのしるしに大事にとってあったごちそう肉をメイドに差し出した。


「ぷぁ!くっ臭い!!それに何か汁がとんできました!」


「あっコラ!その肉は臭いから人に近づけないでって言ったじゃない」


「ゴブ」(間違えたゴブ。女性には甘い方が良かったゴブ)


布袋からポロンの実を取り出して渡す。


「ひぃぃぃ!ねちゃねちゃした汁がついてるぅぅ!これも臭いです~」


おぅ。先に入れていた肉と果実の腐った汁がついてしまっていたか。失敬、失敬。


「やっぱり邪悪なゴブリンですぅ。処分して角ウサギに替えてください~」


「もう、早く水で洗いなさいな。この子が汲んでくれたのですよ」


お嬢様がメイドさんの手を水筒の水で洗い流す。


「あら?この水はただの川の水ですか?なんだか神聖な感じがします」


そういえば念のために聖魔法の祝福をかけたてたんだっけ。


「そうそう、そうなんです。この子は魔物ですが聖魔法が得意なんです。

私も馬車から投げ出されてお腹に何か刺さって大けがしたのを治してくれたのです」


「ゴブゴブ」(そうなのゴブ)


このメイドさんも足を負傷したとか言っていたゴブな。

よしっ任せるゴブ。


オレはメイドさんの包帯を巻いた左足首を回復してあげることにした。

う~ん、外傷は一応治しているようですな。

こっちの回復魔法の程度は知らんが外側だけ治してもダメだろう。


「ゴブ」(結界スキャン) 


オレは結界を応用し探知するように薄く当ててスキャンしてみる。

筋を痛めているのかな?骨に軽くヒビが入ったままだな。


「ゴブ」(回復)


見た目は変化ないが中身はきっちり治ったようだ。

専門ではないが現代日本の一般常識レベルで人体構造は理解しているからな。

筋肉、骨、神経の概念を考慮したオレの回復魔法は一味違うぜ。


「お嬢様、さっきまでの痛みとしびれが嘘のように取れました!回復魔法は一応かけていただいていたのですが・・・やはり水系とでは違うのでしょうか?」


「ただの下品で緑色で臭いゴブリンだと思っていた私が悪かったですぅ、さすがお嬢様です!」


「ふふふ、私が本気を出せばこんなものですわ。早くおじい様にも教えて差し上げたいですわ。きっとお喜びになるに違いありませんわ!」


「ゴブ」(治したのはこっちだゴブ。手の平がピリピリして痛いゴブ)


これでなんとか追い出されたり(処分されたり!)とかはされなくて済みそうだ。

やれやれ・・・失敗した後に信用を得るには大変な労力が必要ゴブ。


補足 聖魔法

レベル1 回復(部位欠損の修復までは出来ない)

レベル2 強化(ステータスの強化)

レベル3 浄化(呪い、毒、デバフ効果を打ち消す)

レベル4 結界(結界を張る。薄く延ばして探知も出来るようになった)

レベル5 祝福(聖魔法効果を人体、物質に留めて継続効果を与える)

レベル6 復活(完全回復させる。部位欠損も修復)

レベル7 神界(疑似的な神界を出現させ神の奇跡を発現させる)

レベル8 神化(一時的に神霊化する)


通常はレベル3程度、聖女でレベル5、大聖女でレベル6が歴代最高。

主人公はキャラメイキングでポイントを全振りしてレベル7になっています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ