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第13話 出会い4

「ゴブ~」(くはぁ~。よく寝たゴブ)


満腹になって寝てしまった。

川沿いの木陰はそよ風もあって最高に気持ちいいゴブな。

季節は日本でいうと初夏ぐらいかな。

少し日が傾いて3時くらいってところか。


自分用とあの子のお土産に革袋いっぱいになるまで詰めるゴブ。

うん?あの子?

って、しまったー。あの子のために食べ物を採りに来たんだったゴブ。


オレは急いで果実を収穫し、水筒に水を補充してあの子の元へ走った。

間に合えゴブ!

オレが到着するまでなんとか持ちこたえるゴブ!!

ぎりぎりで主人公が到着する熱い展開が少年マンガの王道パターンだゴブ。


ぜぇぜぇ息を切らして倒れた馬車現場に到着した。

こんなこともあろうかと女の子の半径2mに結界を張っておいてよかったゴブ。

我ながら有能なゴブリンなり。えっへん。


あー、あー、ごほん。咳払いして呼吸を整えて気持ちを落ち着かせる。

結界 解除。

オレはかわいくゴブリンスマイルで女の子に近づいた。


「ゴブ~ゴブゴブ」(ただいまゴブ~。新鮮な果実を採ってきたゴブ~)


「もう見捨てられたかと思いましたわ・・・」


「ゴブッ。ゴブフフフ~」(ドキッ。そんな訳ないゴブよ~急いで来たゴブ)


女の子の視線がぽっこりふくらんだオレのお腹をじーっと見ている。


「ゴブッ。ゴブゴブッゴブ!」

(目の前に食べれそうなものがあったからついお腹いっぱい食べたというか。

 お腹いっぱいになったら眠たくなるのはしょうがないというか。

 つまり決して食べ物に夢中で忘れていたとかではないゴブ!!)


「・・・別に何も言っていませんけど」


オレは急いで皮袋から果実を取り出して渡した。


「あら、ポロンの実ですわね。確かにそのままでも食べれそうです。

 その前にお水もいただけるかしら?」


オレは水筒ごと女の子に渡した。


飲むのかと思えば今渡したポロンの実を水で入念に洗っている。

潔癖症ゴブね~。こっちはその感覚は無かったわ。


「ふう、これで腐った肉と果実の汚れは落ちたかしら。いただきます」


「ゴブ」(失礼ゴブ。)


半分腐っていてもまだ食べらえるゴブ。

それに袋は1つしか無いからしょうがないゴブ。


オレは隣に座って革袋から肉を取り出し食べることにした。


「ゴブ」(果実もいいけどやっぱり肉がおいしいゴブ)


「あの・・・少し言いにくいんですが・・・」


「ゴブ?」(今さら欲しいとか言ってももうあげないゴブよ?)


「臭いのでもう少し離れて食事をしてほしいですわ」


「ゴーブ!」(重ねがさね失礼なやつゴブ!)



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