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第12話:初証拠の解明

森の静寂の中、翔子は最後の刻印を確認し、ペンを握り直した。

「すべての証拠が繋がった…」

石版、砂文様、足跡――小さな断片がひとつの真実を示していた。


ロンは肩越しに砂文様を見下ろす。「文献と現場が一致する。田辺圭の罠も読めた」

翔子は深く息を吸い、心の中で理論と直感を噛み合わせる。

「やっと、核心に到達できた」


森の奥で、田辺圭の影が微かに揺れる。

「なるほど…君たち、やるな」

冷たい声にも、どこか敬意が混じる。心理戦は終わったわけではないが、二人の判断は正しかった。


翔子は砂文様をなぞりながら、心の中でつぶやく。

「小さな証拠でも、見逃さなければ真実に繋がる」


ロンはペンを握る翔子の手に軽く触れ、静かに微笑む。「理論も直感も、無駄じゃなかったな」


森の風が葉を揺らし、光が石版に反射する。

初めての証拠は、二人に協力の信頼と、心理戦を乗り越える自信を与えた。


翔子は目を閉じ、森の空気を胸いっぱいに吸い込む。

「これが…真実の手触り」


森の静寂の中、小さな砂文様が輝き、二人を次なる冒険へと誘っていた。

証拠の旅は、まだ始まったばかりだった。


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