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第11話:迫る決戦

森の奥深く、風がざわめく。翔子は石版の刻印と砂文様を再確認しながら、ロンと視線を交わす。

「核心はすぐそこ…」翔子の声は静かだが決意に満ちていた。


その瞬間、木陰から田辺圭が現れた。冷たい瞳が二人を鋭く射抜く。

「ここまで来るとは、感心だね」

圭の笑みには挑戦と計算が混ざる。心理戦の火花が、森全体に漂う。


ロンは周囲を確認し、足跡と地面の状態を瞬時に判断する。「罠はある。だが、核心へ行く道は読める」

翔子はメモを握り直し、ペンで最後の証拠線をなぞる。

「理論と直感を組み合わせれば、勝てる」


圭は一歩踏み出し、砂文様の上に小石を置く。「さあ、君たちの選択は?」

翔子は視線を文様に落とし、ロンと瞬時に合図を交わす。

「この道を進む。罠も予測済み」


二人が慎重に前進する間、森の奥で微細な音が連続する。枝の折れる音、葉の擦れる音、微かな呼吸の振動。

圭の表情が微かに変わる。予測通りではない行動に、彼の計算が一瞬揺れる。


砂文様、刻印、足跡――

すべての証拠が二人を正しい道へ導き、核心に迫る。


翔子は深呼吸し、心の中でつぶやく。「小さな証拠でも、無駄じゃなかった」

ロンも頷き、二人は森の奥へと踏み出す。

田辺圭の冷たい視線を背に、真実へ向かう決戦が始まった。


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