表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/51

5-19 映画「少女歌人の恋」19

 すると、数分の沈黙をへて、まず、ソフィアから発言をした。


「以上で、第1回目が終わりになります。監督からは、どうぞ、感想をお聞かせください。」


 ハッとなる、大門監督。たった今、さっきまでの自分に戻ってきたかのような、ハッという感覚で、


「、、、、すごかったわ。この場が、思っていた以上に、その和歌の持つ思いに包まれて、本当に感動してしまった。たった一首の和歌が、こんなにまで、心を揺さぶるなんて、信じられない。個人的には、もう、これで良いと思ったのが、正直な気持ちよ。


 それに、このあとの2回目がどんなものかは、わからないけど、それでも、これは、もう完璧だったわ。この撮影現場が、一変したわ。本当に、信じられない体験だった。それから、やっぱり、この和歌の一首が、その表現が完璧すぎる。さすがの六歌仙は、もう何もかも超えているわ。」


「ありがとうございます。私も、【秘流 詠人よみびと下ろし】を始める時まで、どなたが、どの和歌を詠みあげてくださるのかは、全くわからないのです。そして、この度は、在原業平ありわらのなりひらご本人が、たった今、この現代にきてくださり、ゆうの今の気持ちに寄り添って、それにもっとも近い当時の気持ちをそのまま詠んでくださったのは、やはり、この和歌の感動を伝える最高の詠み手であったということが伝わって、感無量の面持ちです。」


監督は、言葉を続けて、


「こんなに感動する和歌なのに、もしかしたら、次の回と比べなければならないという理由が私には、皆目見当もつかないわ。もうこれで、完璧よ。本当に、充分すぎるくらいじゃないかと思うけど。」


 すると、ソフィアも、少し微笑みながら、


「その通りです。この和歌は、完璧なので、和歌そのものとの良し悪しとは違う判断になるのです。次の回には、また、違う条件で、違う和歌が登場します。それには、深い理由があるのです。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ