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5-11 映画「少女歌人の恋」11

 すると、監督は、気を取り直して、あらためて撮影を再開した。


 そのストーリーであるが、19才の町娘、小野 おのゆうは、近所にある呉服屋の22才の長男、辰巳 涼真たつみりょうまと仲がいいが、年齢も近いこともあり、また、その呉服屋に住み込みで奉公している19才の女中、志乃しのとも、その3人は、互いに気を許している、なんでも言い合える、とても仲の良い間柄であった。


 そんなある日、ゆうは、ちょっと用があって、呉服屋を訪れると、志乃しのと、楽しそうに笑いながら話している涼真りょうまをみた時、なぜか、いきなり、自分の中に、何やら湧き上がる、嫌な気持ちを感じたのであった。


 あまりの驚きに呆然とする柚。それに、その時の驚きとは、実は、その2人が楽しそうにしていたことではなく、その楽しそうな2人をみて、不思議にも、いやな気持ちを感じたことであった。その、自分の中に湧き上がる気持ちが衝撃なのであった。


 その日から、柚は、涼真と会うことがあっても、全くわけもわからず、なぜか以前のようには、気軽に話すことができなくなってしまった。


 それに、その日から、自分に対して態度の変わった柚に、涼真も気軽に話せなくなっていた。


 だが、そのように少し距離を置いて、互いを見るようになって、以前とは違う気持ちになっている自分に、2人とも、ようやく気がつき始めていた。

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