2-3 謎の美少女 麗華③
それをみて、驚く2人。
「驚かせてごめんなさい。でも、説明が先だったら、信じられなかったでしょう。だから、これを先に見てほしかったのよ。」
麗子は、それを見て、
「いったい、何をしたの?あなた、まるまる私になったの?本当に、顔だけじゃないわ。背格好も、全身すべてよ。」
「私の名前は、仮面麗華。これは、【人写し】といいます。」
「ひょっとして、今から、私の代わりに、撮影に参加してくれるってこと。」
「その通りです。」
それを聞いた麗子は、とりあえず、その少女に色々と、秘技のことや、聞きたいことが、山積みだったが、マネージャーがいると、言えないことばかりだった。そこで、麗子は、マネージャーに声をかけた。
「万根田さん、ちょっと悪いけど、お水、買ってきてくれない。」
「ちょ、ちょっと待って。私も話しを聞きたいわ。」
これでは、秘技のことまで、バレてしまう。万根田さんには、まだ明かすわけにはいかないわ。
「ごめんなさい。なんだか、喉が乾燥してきて、なんだか息苦しくなってしまって。」
「わかったわ。じゃあ、すぐに、戻ってくるから。よく話し、聞いといてね。」
「ありがとう。お願いね。」
すぐに、部屋から出ていくマネージャー。
すると、その少女から、
「これなら、なんでも話せるわね。なんでも聞いて。」
「たとえば、午後の撮影に、私の代わりに行ってくれるとして、まず、心配なのは、私の代わりに演技ができるかということと、それから、もう一つあるのだけれども。」
その少女は、麗子の話しの途中で、先に色々と話し始めた。
「演技のことなら、安心して。少なくとも、あとで喜んでもらえると思うわ。それからあなたの頭の中にあること、すべて、今、私の中にあるの。だから、少なくとも、あなたと同じレベルで、あなたと同じ演技はできるのよ。ちょっと自慢してるみたいで悪いけれど。」
驚く麗子、
「いったい、あなた、何者なの?」
少女は、少し微笑んで、
「悪いけど、それだけは、言えないの。それじゃ、これからのことを打ち合わせしたいの。いいかしら。」
「わ、わかったわ。どうすればいいの?」
「とにかく、午後からの撮影は、私が最後まで務めるから、安心して。それで、今、マネージャーが戻ってきたら、マネージャーから監督に、午後からは、出られることを伝えてほしいの。そして、あなたは、このあと、マスクをして、マネージャーにホテルに送ってもらってね。それから、たぶん、あなたの午後の撮影のこと、心配だと思うから、撮影中は、マネージャーに現場で、私のこと、演技も含めて、見てもらうというのはどう?」
「わかったわ。マネージャーも、それなら、安心すると思う。だけど、秘技のことについて、知ってるようだけど、本当に大丈夫なの。たぶん、午前中よりも大変なことになるかもしれないのよ。」
「私のことなら、大丈夫よ。それよりも、もう2度と秘技を仕掛けられないようにしてあげる。」
「なんですって!そんなことできるの!だいたい、秘技のことを知ってるなんて!」
「一つだけ、言っておくけど、私が、この【人写し】の依頼を受けるのは、本当は、お金とるからね。今日は、あなたが体調を崩したから、現場が大変なことになると思って、仕方なく1日代わりをするだけだから、今日だけは、特別に無料にしてあげる。今日だけは、特別よ。それだけは、覚えておいて。
じゃあ、ゆっくり休んでね。それに、今、【人写し】をした時に、あなたが受けたダメージは、なくしておいたから、今日中には、すっかり元通りになれるから、安心してね。」




