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2-2 謎の美少女 麗華②

 撮影所の控え室で休んでいる麗子。かなり、心身共に、かなりのダメージを受けているようだった。すぐ近くには、彼女の女性マネージャーの万根田まねだが心配そうにしていた。


「麗子、大丈夫?麗子が、こんなに体調不良になるなんて珍しいわね。」


麗子は、まさか、2人に、秘技でやられたとは、とても言えなかった。


「ええ、大丈夫よ。少し休んで、午後からは、撮影に戻れると思うわ。」


 だが、そう言う麗子は、実は、かなりダメージをうけていて、その日に、復帰するのは、厳しいと思っていたが、そうもいかなかった。だが、麗子の知らぬ間に、2人して仕掛けてきた、強力な【奥義 演技衰退】をあと1回受けたなら、自ら引退という最悪のゴールが待っていたのであった。


 すると、そこに誰かが、部屋にノックしてきた。すると、マネージャーが、すかさず、


「誰?どなたか、何かご用ですか?」


すると、若そうな女性の声、

「あ、あの、進藤麗子さん、いらっしゃいますか?ちょっとお話しがあるんですが、よろしいですか?」


「誰?名前、聞かせて下さい。」


「ごめんなさい。私、進藤さんの映画に、ご一緒してる生徒役のエキストラの1人なんですが。ちょっとだけでいいので、話しを聞いてほしいんです。」


 すると、あまり、麗子の体調が悪いことが知られてもまずいので、一応中に入ってもらってから、ちょっとだけ話し、早々に帰ってもらおう。ということになった。


 そして、部屋のドアを開けると、入ってきたのは、19才くらいの少女であった。


 たった今、エキストラをやっているということだったが、その少女は、完璧すぎるほどの美少女であった。いかにも女優を目指しているようにみえたのも納得ができたのだが、とにかく、その美少女ぶりには圧倒された。


「何の用かしら。時間がないから、手短かにね。」


すると、その少女は、とんでもないことを言い出した。


「実は、今、私を雇いませんか。」


 えっ、いったい、何を言いだすの、この人!という表情で驚く2人!


「そうですよね。さすがに、ちょっと唐突すぎました。ごめんなさい。」


 今、麗子が倒れてしまい、この困った状況の中において、どうしたらいいかと悩んでいたマネージャーは、それを聞いて、つい怒ってしまった。


「いったい、何を言いだすの、あなた。今、こちらは、それどころじゃのよ。悪いけど、もう帰ってくれる。」


その発言に、麗子は驚き、その少女も、困ったような表情になったが、麗子から、


「ちょ、ちょっと待って、万根田まねださん、いったいどういうことなのか、一応、話しを聞いてみましょうよ。ねえ、あなた、どういうことなのか、きちんと説明して。」

「わかりました。ただ、とにかく、このことは、百聞は一見にしかずには、間違いないことなので、その前に、見てほしいことがあるので、ちょっといいですか。」


 そう言うと、少女は、右腕を前に出し、手のひらを上向きにすると、

「進藤さん、この手の上に、あなたの右手を乗せて。」


 驚いた麗子だが、言う通りに、右手を乗せた。すると、その少女は、麗子の手をしっかりと握ると、目を閉じたまま、何かをつぶやいている。


 すると、麗子は、その手が、なんとなく、痺れたような感じがして、不思議にも、その痺れは、少しずつだんだん強くなり、我慢できなくなるほど、上がってきた。驚いた麗子は、その手を放そうとしたが、少女は、それを放すまいと、グッとつかんだ。かと思うと、あっという間に、痺れはなくなって、手を放した。


 驚いた麗子は、呆然としている。


 そして、少女は、頭をガクッと前に倒し、しばらくすると、やっと顔を上げた。


 すると、なんと、その少女の顔は、麗子そのものになっていた。


だが、よく見ると、それだけではない。その身体も、頭の先から脚の先まで、全身すべて、麗子に変わっていた。

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