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【旧稿】台所シリーズ ― 水と記憶と祈り ―  作者: 朧月


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(スマホの)夜会編 第4話 百年塔と歌と森

第4話 百年塔と歌と森


今日のスマホの夜会の最後は、歌の話だった。


「今はもうない、あの高い塔っていったら、江別の百年塔よね。」


「そうね。」


「百年を記念したけど、五十三年しか残らなかった塔。」


「人間の平均寿命にも届かなかったのね。」


「持続可能って、なかなか難しいね。」


「何百年も残っているものが、どれほど大変なことか、だよね。」


「百年塔の跡地って、なんか、しょぼくない?」


「なんで、歌なんかにしたんだろうね?」


「いや、歌にしたら、千年残るかもしれないって……。」


「流行ったら、聖地も、聖地ね。」


「この前、日本の歌を聴こうとしたら、ドル、請求されそうになった。」


「いっぱい、歌ってもらわなきゃね。」


「忘れないぐらい。」


「亀田課長、声かれちゃうね。」


「キリストよりすごいね。」


夜は、しずかに更けていった。


塔のあった野幌の森は、

しんしんと雪が降っているにちがいない。

その横を走る誰かのカーステから、

あの歌が流れているかもしれない。



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