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【旧稿】台所シリーズ ― 水と記憶と祈り ―  作者: 朧月


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52/116

間奏詩  札幌チカホ

札幌チカホ



重量15トン 直径2メートル

それは、札幌の歴史の一端

ひっそりと物語り

誰も気に留めることのない場所



時には、その前でペットボトルのふたをカチリとあけ、

水をひと口含んでから通り過ぎていく人たちがいる。


この金庫

記憶を閉じ込めた空間

そんなベンチの傍らで

会話はいつものトーンで始まる。



長い時間をかけて生まれたその文様は

この美しい縫い目をうみだした明かりは、囲炉裏の炎か、月の光か。

大事な炎を消さぬ使命は、明日の天気を知る使命、

そうした営みが、家を守るものを神にしたのではないか—


時間を超えて伝わる縫い目



歩く人たちのなかで

どれだけのひとが

ここに掲げた詩を

おぼえているだろうか


私達は

いそぎすぎたのではないかと


ブレーキのないアクセルを

踏んだのだと


すすむことが使命だとしたら、

うんと

ゆっくりと



明日の未来につなげて

縫い上げた縫い目にいのりをささげて

過去の扉に感謝をささげて


冬の嵐もしれない

このかつての未来を


明日の未来につなげて



















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