『感想』を題材とした短歌を詠んでみた

感(かん)想(そう)を　貰(もら)って返(へん)信(しん)　考(かんが)える

どう書(か)くべきか　悩(なや)み苦(くる)しむ

感(かん)想(そう)は　送(そう)信(しん)前(まえ)に　確(かく)認(にん)を

その一(いち)文(ぶん)が　心(こころ)折(お)るかも

感(かん)想(そう)が　送(おく)られてきて　舞(ま)い上(あ)がり

拝(はい)読(どく)したら　心(こころ)折(お)られる

感(かん)想(そう)を　クレクレしたら　貰(もら)えたが

あまりに酷(ひど)く　心(こころ)折(お)れたよ

感(かん)想(そう)が　こないと外(がい)部(ぶ)　許(きょ)可(か)したら

噂(うわさ)嗅(か)ぎつけ　荒(あ)らし襲(しゅう)来(らい)

感(かん)想(そう)が　こないと嘆(なげ)く　執(しっ)筆(ぴつ)者(しゃ)

いざきてみれば　ウザく感(かん)じる

感(かん)想(そう)を　貰(もら)って悩(なや)む　執(しっ)筆(ぴつ)者(しゃ)

感(かん)想(そう)欄(らん)を　閉(と)じて見(み)守(まも)る

感(かん)想(そう)は　要(い)らぬと閉(と)じる　執(しっ)筆(ぴつ)者(しゃ)

感(かん)想(そう)欄(らん)は　平(へい)和(わ)そのもの

感(かん)想(そう)を　貰(もら)うも読(よ)まぬ　執(しっ)筆(ぴつ)者(しゃ)

感(かん)想(そう)欄(らん)は　荒(あ)らし放(ほう)題(だい)

感(かん)想(そう)で　心(こころ)折(お)られた　執(しっ)筆(ぴつ)者(しゃ)

悩(なや)んだ末(すえ)に　退(たい)会(かい)したよ

感(かん)想(そう)を　貰(もら)って見(み)たら　後(こう)悔(かい)し

削(さく)除(じょ)ボタンを　押(おう)下(か)していた

感(かん)想(そう)を　貰(もら)った作(さく)者(しゃ)　返(へん)信(しん)し

翌(よく)日(じつ)見(み)たら　削(さく)除(じょ)されてた

感(かん)想(そう)を　書(か)いて送(おく)った　一(いち)読(どく)者(しゃ)

翌(よく)日(じつ)見(み)たら　削(さく)除(じょ)されてた

感(かん)想(そう)が　荒(あ)らしにあって　胸(むな)騒(さわ)ぎ

推(お)しの作(さく)品(ひん)　削(さく)除(じょ)されてた

感(かん)想(そう)の　投(とう)稿(こう)者(しゃ)名(めい)　見(み)てみれば

退(たい)会(かい)済(ず)みと　赤(あか)文(も)字(じ)表(ひょう)示(じ)

感(かん)想(そう)で　ツッコミまくる　一(いち)読(どく)者(しゃ)

あまりにウザく　ブロックしたよ

感(かん)想(そう)を　送(おく)り翌(よく)日(じつ)　見(み)てみれば

執(しっ)筆(ぴつ)者(しゃ)から　ブロックされる

感(かん)想(そう)で　不(ふ)満(まん)を抱(いだ)く　一(いち)読(どく)者(しゃ)

指(し)摘(てき)するなら　見(み)本(ほん)見(み)せてよ

感(かん)想(そう)で　批(ひ)判(はん)ばかりを　書(か)くけれど

なぜ読(よ)み専(せん)は　自(じ)分(ぶん)で書(か)かぬ

感(かん)想(そう)で　励(はげ)まし文(ぶん)を　書(か)いたけど

認(にん)識(しき)違(ちが)い　意(い)図(と)汲(く)み取(と)れず

感(かん)想(そう)で　期(き)待(たい)と違(ちが)う　書(か)かれても

貴(あ)方(なた)個(こ)人(じん)に　書(か)いていないよ

感(かん)想(そう)で　読(よ)むの止(や)めます　書(か)かれても

執(しっ)筆(ぴつ)者(しゃ)には　何(なに)もできない

感(かん)想(そう)で　誹(ひ)謗(ぼう)中(ちゅう)傷(しょう)　受(う)けたから

執(しっ)筆(ぴつ)意(い)欲(よく)　失(う)せてなくなる

感(かん)想(そう)で　先(さき)の展(てん)開(かい)　予(よ)想(そう)され

書(か)いたストック　全(ぜん)部(ぶ)破(は)棄(き)する