98.フォーマットするようです
三途川駅に降り立った界王様、その後ろにコピ、オイラ、付き人が続く。
「界王様、本日はどのようなご用向きでしょうか?」
「長官、久しぶりー、元気してた?フィオナとリンは居ないかな?
久々に君たち家族に会いたいと思ってね。」
ジェットエンジンの独特の音が三途川駅に響く。
リンの手によって魔改造されたM497は前後にジェットエンジンを搭載。
終点でいちいち方向転換するのが面倒という理由で、前後に運転席を設けた。
「何の音?鉄道ってこんな音するんだっけ?私が集めた鉄道の資料ではあんな音
しない筈だよね・・・。」
いいえ、界王様、あれは本来の鉄道の姿ではないですと訂正したいが、ジェット
エンジンの音にかき消された。
というか、走行時だけでなく、減速にもジェットエンジンを使ってる。
駅に近づいていた時の音は高音だったのに、ホームに差し掛かる前に音が低音に。
飛行機の着陸時にスロットルを弱めて出力を下げ、タッチダウンとともにリバース
するときと同じ音だ。ってことは、駅に停車するのに逆噴射したってことか。
どこで得たんだそんな知識。まぁ、第一世界のネット見てたらなんでもその辺の
ことは知ることができるし、一歩間違うとAIが教えてくれるかも。
M497がホームにつくと、フィオナさんとリンが降りてきた。
「界王様、ご機嫌麗しゅうございます。」
リンが流暢に述べたのに対し、
「父さん、久しぶりじゃん、元気してた?」
やっぱり酒場のおかみさんは発言がブレない。皇女じゃないよな・・・。
三途川駅からすぐの閻魔帳貴賓室で界王様、リンたち家族、エマ、コピ、オイラの
7人が対面して席についた。
「やぁ、みんな集まったね。じゃぁパーティータイムと行こうじゃないか!」
そう言うと、界王様はどこからともなくクラッカーを出し、パンって音をさせた。
「さてみんな、ちょっと話をしようか。ところでリン、君の兄さんは元気かい?」
「界王様、唐突になんの冗談です?私には妹のエマしかいないじゃないですか?」
「父さん、何言ってんだい?うちには旦那以外男手なんていやしないよ!」
「界王様、冗談は程々にお願いいたします。家内と娘が動揺しております故。」
なんか前にこんなやり取りをしていた記憶があるのだが・・・。
「ははは、驚かしてごめんよ。今のは忘れてね。永久に・・・。」
永久にっていう部分が妙に脅しチックなんだよな、この人。
なんか妙な空気になってるな。こんな時こそ食事だよね。
その後リンが腕?によりをかけて界王様に食事を振舞った。
リンの得意料理オムライスが界王様的にはヒット。
なんか嬉しそうに涙流しながら食べてるし。
「リン、良かったな、界王様スッゴイ喜んでるな。」
「だん。。。ぷっ。。。な。。。」
ん?リンの様子が変だぞ。
「善行、リンがオムライスの上に文字書いてたの読んだか?」
「確か、 ”LOVE じっちゃん” だったよな」
「その文字何で書いたかわかるか?」
「そりゃ、ケチャップだろ?ん、まさか違うのか?」
「昔からリンは界王様に悪戯するのが大好きで、今回も悪戯してたぞ。」
なんと、ハバネロサルサだそうな。
PCの調子が悪く、おかしいと思っていたら、SSDが逝ってしまいました。
おかげでOSの認証がうまくいかず、Windows11を新たに購入する羽目に。
常日頃から備えておくことって大事だなと思いました。
どう備えるかは問題ですが・・・




