93.シャドウクリスタルを奪われていたようです
シャドウクリスタル!
初めて聞くけどなんとなく、某有名RPGで出てきそうな名前。
なんでもオイラ達の知識でいうところの反重力エネルギーの塊とのこと。
第一世界ではまだ実現していない技術だ。オーバーテクノロジーじゃん!
界王族はこのクリスタルを産出することで、この異界全体を統治している。
シャドウクリスタルを産出するためには、界王一族の血が入った人が採掘する
必要があり仮に違う人が採掘すると、単純な石になってしまう。
それだけに、界王一族の血が特別となるらしい。
そして前界王一族もシャドウクリスタルを産出していたけれど、界王が代替わり
した途端、前界王一族でも、現在の界王一族と関係が無くなってしまった人は
シャドウクリスタルの産出ができなくなってしまったという。
それだけに、前界王一族が界王一族の地位奪還を狙っているとのこと。
にしても、どんなものなんだろう?
「善行、アタシ持ってるから見せてやる。」
そう言ってコピがネックレスを外して見せた。
「そのネックレスの先についてる石がシャドウクリスタルだぞ。」
どう見ても紫水晶=アメジストにしか見えない。
「コピ、これをどうやったら異界に列車を飛ばすことができるんだ?」
「飛ばしたい物体にシャドウクリスタルを何らかの形で触れさせればいい。
そのあとは操作者が飛べと念じれば、その物体は高度を上げることができる。」
ちょっと待てよ、高度を上げる=上空に上がるだけじゃ他の世界には行けないの
では?大体、第一世界と第二世界との間だって次元トンネルがあるから行き来
できるくらいなんだから、第二世界から異界は飛ぶだけでは無理だと思うわな。
「善行君。実は各世界の上空10000メートルを超えると、そこは異界なんだ。
第一世界は実験世界だから、完全に異界から切り離していて、第二世界との
行き来のみとしてるんだ。」
なんですと!コピが居れば117系とかオイラ達の列車も異界に行けるわけだ。
シャドウクリスタルは現界王一族の者しか持っていない筈だし、違う者が持ったら
途端に石になってしまう。だから、現界王一族の誰かが手引きしてる筈。
一体誰が手引きしてるんだ・・・。
「善行、アタシじゃないぞ!」




