90.落し物がみつかるようです
「エマ、そっちで第一世界との線路上に50000系居ないか探れないか?」
「え、コピの50000系?第一世界のとの路線にはE231系が1本だけよ。」
後はリンの邸宅に向かう路線しかない。
「リン、界長邸と三途川駅結ぶ線路上に50000系はいないか?」
「さっき、新たにM497作りだして重連の試運転していたが、他の列車は
無かったぞ、旦那様。」
そうかその路線にも、っていうかM497の重連ってなんだ、前後にジェット
エンジン付けて両運転台に改造したのでは飽き足らず、まだ何かやるのか・・・。
まぁ、あの路線は単線だから他の列車が居たらわかる筈。
じゃぁどこ行ったんだ。
ふとスマホが鳴った。
「やー善君久しぶり。実は銀河号でパトロールしていたら、見たことのない列車が
異界に落ちているのを見つけたんだ。心当たりはあるかい?」
「その列車の画像ってありますか?」
すぐにゲントさんから画像が送られてきた。コピの50000系だった。
「すみません。コピの列車ですね。行方不明になって探していたんです。」
にしても不思議だ。なぜ第二世界の列車が異界に落ちていたのか。
第二世界の線路は第一世界以外につながっていない。
だから、異界に行くことは物理的には不可能だ。物理的には・・・・。
「善君。そちらの列車だということは理解したが、異界に落ちた理由を探る必要が
有りそうだね。調査が必要なので、一旦こちらで預からせてもらうよ。
それと、詳細を聞きたいので、コピと出頭してもらえるかい?」
了解して、コピとゲントさんに指定された場所に向かう。
今第二世界は今他の世界との接続を一時的に外されていて、異界管理局も接触
できないとか言ってた筈だよな。だから出頭するも何もできないのでは?
と思っていたら指定された場所に着いた。
徐に服を脱ぎ、シャワーで体を流し、浴槽に浸かる。
指定されたのは、自宅の浴槽。コピもオイラも裸で浴槽に浸かっていた。
しばらく浸かっていると急に目の前が暗転し、見たことが無い部屋に居た。
「久しぶりだね善君。おーっと、それが有名な善君のミニマルだね。
エマやリンから聞いているよ。ミニじゃなくって立派だと思うよ。」
いや、いきなり裸で転移させておいて、第一声がそれっとどうよ。




