76.家族旅行に参加するようです
メロリエッタ、コピの母娘対決はリンが裁定を下した。
曰く、オイラの世界を旅して来いとのこと。
リンが仲直りの機会を与えるために考えたらしい。
オイラ的には何か抜けがあるのではと心配なのはナイショだ。
出発当日、第一世界の自宅地下ホームでメロリエッタ、コピ、ロボリオ
の3人をお見送りする・・・・筈だったんだけどな・・・。
絶賛移動中のE001形、7号車風呂の中です。
「善行君。私は風呂が苦手でね。畳スペースで休ませてもらうよ。」
ロボリオ父さんは戦線を早々に離脱した。あの名司会節は普段は無いみたい。
風呂の中にはメロリエッタ、コピ、リン、エマ、オイラの5人。
女性陣は全員水着着用でって言った・・・筈なんだけど・・・・。
「カッ、カッ、カッ、あんたたち、そんなちんけな布切れ何て纏ってないで、
アタシと一緒にすっぽんぽんになったらどうだい?」
はい、フィオナさんも一緒です。
「列車旅っていいもんだね。風呂入りながら車窓を眺めるなんて。
これに酒でも合ったら最高だね。」
「フィオナおばさん、日本酒を持ってきたぞ。」
知らんぞ、風呂入りながらの飲酒は失神のリスクがあるのに。
あー、酒盛り始まっちゃったよ。オイラは絶対飲まないぞ。
10分経過。
「これは母娘丼?それとも姉妹丼?」
酒の入った女性陣は怖いとだけ言っておく。
畳スペースでまったりしているロボリオさんと話す。
「そう言えば善行君。こうやって話すのは初めてですね。」
あっ、名刺は・・・善行は焦った・・・
「いやー名刺は不要ですよ。
一度こうして娘の旦那さんと話して見たかったんですよ。」
なんかロボリオさんは真面目な中年サラリーマンと言った口調。
「あんな娘ですけど、私にとってはかけがえのない子なんです。
どうか末永くよろしくお願いしますね。」
「こちらこそよろしくお願いいたします。ロボリオさん。」
「なーにしみったれた会話してんのさ。
リンがせっかく親子で旅行して来いって言ってんだから楽しくやんなきゃ。
酒飲まずに何してんのさ。」
「ほーら善君。あんたも界王族の一員になったんだからグーっと行きな。」
なんですと?




