75.決着がつくようです その2
フィオナさんは現界王族の三番目の娘。コピはメロリエッタの娘。
フィオナさんとメロリエッタの関係は?
「善行、フィオナおばさんは母様の姉だぞ。」
「何を言ってるんだコピ。フィオナさんは界王族で、メロリエッタさんはスキルで
種族が違うから姉妹じゃない・・よな?」
しまった。オイラの世界と違うから何かあるのかも知れない。
「スキルは界王族から生まれるんだぞ。」
?それって人間から精霊が生まれるようなもの?
以前、第二世界の住人はスキルが使えるって言ってたけど、スキルを持ってるのは
閻魔庁職員以上だったよな・・・。
使えると持つで意味が違うってことか。
「善君。スキルって言葉で混乱しちまったのかい?
一般住民が持っているのは生活技能。閻魔庁職員以上は精霊と契約。
でどうかい?」
まぁ、わかるっちゃわかるが、オイラの世界は精霊が居ないからしっくりこない。
まさか、オイラが見たことないだけで、実際はいるとか?
異界ができたのは遥か昔、それこそ45億年とか、甘い甘いぜというレベル。
その異界と共に界王族が誕生している。
界王は長寿だが永遠の命ではなく輪廻の輪に組み込まれ、第一世界から
第n世界の住民を経験した後、再び界王族にて復活するとのこと。
今の界王は5代目だそうな。
界王族では子供が15歳の誕生日を迎えた時に、界王族として生活するか
スキルとして生活するか今後の選択を自分でするそうだ。
界王族は数百億年という途轍もない時間を過ごさなけらばならないが、どちらで
生活するのか、それを15歳の時に選択とはいささか酷な話だな。
しかし、そんな長い時間親子してればそりゃ喧嘩もするか。
「善君、今回の親子喧嘩はアタシに預けとくんな。
界王族の問題でもあるからね。アンタはやるべきことをやんな!」
まぁ、そうだよな、界王族の問題には首を突っ込めるほど人生経験してないし。
オイラの人生なんてコピたちに比べたら瞬きレベルの話だもんな。
ちょっと待て、コピってそうすると何歳なんだ?
オイラよりはるかに年上ってことは、ロリバ・・・・。
「おい善行!今とーっても失礼なこと考えたな。」
「善君。アタシのことを居酒屋のおばさんとはどうなんだい?」
界王族に隠し事は通用しなかった・・・。




