69.リターンマッチになるようです その2
突如空中に現われた列車。
そして閻魔庁のスタジオでいきなり始まった親子喧嘩の生中継。
「何で母さんはいつもアタシに完璧を求めるの?」
「どうしてあなたはいつも中途半端なの?」
うん、色々な意味でコピにはもう少し完璧さを求めたい。
あっ、契約者のオイラが完璧じゃない・・・・。
2編成はやがて三途川駅に降り立った。
っていうかこの世界の鉄道はレール要らないんじゃ・・・。
いや、そこはあくまで第一世界の鉄道にコダワリタイ!!
「では今からどちらの言い分が正しいのか決着をつけるとしよう。
列車を使って天翔本線をめぐり、より多くの料理を持ち帰ったほうが勝ちとする。
天翔本線のいくつかの駅で住民たちが料理を作って待っている。
ただし、どの駅が対象なのかは秘密だ。また、停車してよい駅数は7駅とする。」
リンが高らかに宣言した。
実はリンからさっき電話があり、どうしようと相談を持ち掛けられた。
そこで、一般市民に料理と鉄道を意識づけるのにちょうど良いからと今回の料理
持ち帰り対決を提案した。
住民が料理を作って待っている駅をランダムに設定する。
その駅に見事停車した場合のみ料理を持ち帰れるという算段。
カメラが三途川駅の2編成を捉える。
メロリエッタ、コピがそれぞれ乗車する。
続いてカメラクルーが乗車する。密着して生中継するらしい。
メロリエッタ、コピはそれぞれ運転席の側に着席した。
天翔本線は複線だが、今回は3000系、50000系で複線並列運行行う。
駅長のエマがホイッスルを吹く。
2列車が同じ方向に同時に発車した。
数分後最初の町、青空町が見えてきた。3000系は停車するようだ、その横を
50000系は速度も落とさずに過ぎ去っていった。
メロリエッタの選択は正しかったか?
「メロリエッタ選手は大空町に停車です。早速町に降り・・・ませんね。」
あんたの奥さんに何言ってんの?
「メロリエッタ選手座席から立ち上がらない。おっと、白い服装の女性がメ
ロリエッタ選手に近づき何かを渡しました。走る喫茶室のメニューです。」
白い服装の女性はメロリエッタからの注文を受け、しばらくして戻ってきた。
手にしていたのは、特製幕の内弁当とスペシャルアイスクリーム。
「これで早速2品ゲットできましたね。」
カメラがスタジオに戻る。
「メロリエッタめ このうつけもの!わらわが成敗してくれるわっ!」
「リン様、妻が申し訳ございません」
誰かリンを止めて!!その前にカメラを止めて!!




