表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/338

5.スキルが発動するようです

「私いらない子なんだ・・・・」

いい年した閻魔様がすねた。

「子供かっ」


そうか、エマのスキルでもあるから、その影響を受けたんだ。

そのスキルはいらない。もっと使えるスキルが欲しいんだよオイラは。

「コピ。もう鉄道ネタで脅さないから、ちゃんとスキルについて教えて・・・下さい」

鉄ヲタが鉄道ネタで脅すって・・・。


「絶対だかんね」

「じゃあ、私のおでこに善行のおでこをくっつけて」

「△□✖〰◑♪◈♨*☆◇」


コピが呪文を唱えると、善行の頭の中に白い映像空間が広がった。

しばらくするとコピが空間に現れて、

 ♪スキルを使うときは正しく安全に使いましょう 

 ♪スキルを使うとスキルが成長します 

 ♪スキルは他人に教えないようにしましょう

 ♪スキル安全協会でした~

ってCMじゃねーか。

「じゃなくって、もっとスキルについてあるでしょ、説明しとかないといけないのが」

 

ようやく、コピからスキルについて聞き出すことができた。

コピの持っているスキルは、言ってみれば生産・製造系のスキルらしい。

念じたものを具現化することができる。

パソコンでこういう操作をしたら現実もこうなる みたいなこともできる。

すごい万能なスキルだ。こういうのを待ってたんだよ。

まずは慣らし運転と行きますか。運転・・・そうだ・・・。


三途川駅に117系を配置。運転操作はオイラの思念に直結で。


駅の方を見ると、クリーム色にブラウンの帯が入った117系がホームに横付けされていた。

三途川駅は門司港駅の様に頭端式ホームになっていて6番線までホームがある。

117系は6番線ホームにあった。


6番線ホームには117系を見てニヤけた顔しているオイラ&ドン引き顔のエマ、コピがいる。

“ドア開” を念じ車内に乗り込むと、転換クロスシートがお出迎えしてくれた。

鉄ヲタとしては、やっぱり運転だよね。当然運転席向かうよね。

思念で動かせるようにしたけど、やっぱり形は大事。

今一度念じて、ブレーキレバーとマスコンハンドルを操作できるようにした。

エマ、コピはさらにドン引きが強まった。

そんなニヤけてるかな。そりゃそうだよね。夢だもん。運転するの。


“ドア閉” を念じ、戸閉ランプ点灯を確認して、ブレーキを解除し、マスコンをゆっくり回していく。

車両の下からものすごい音が鳴ってる。車輪が盛大に空転している音がしている。


「善君。この路線の運転免許持ってるの?ないと出発できないよ。」

「そういこと 早く言ってよ~」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「シャイな鉄ヲタが何かをするようです」
の補足事項は本文に記載してしまうと脱線しそうですので、
「シャイ鉄 補足事項」として記載していきます。

登場人物紹介、世界の成り立ちなど、本文に書ききれなかった
補足内容について記載していきますので、よろしくお願いいたします。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ