57.コピが列車を選ぶようです
第一世界ではリン、エマ、コピと旅行を楽しんだ。
移動はなるべく、在来線の線路を走り、車窓を楽しみながら移動した。
途中駅で下車して名物を食べたり、観光もした。
時間が有ったので、教本片手に子孫繁栄も・・・。
秋田でのなまはげ館に始まり、スキー場でそり遊び、青函トンネルを通り
北は稚内、南は枕崎駅。日本の北、南の終着駅証明書をゲットだぜ!
なお、主なトラブルは以下の通り。
◆秋田のなまはげ館ではコピがなまはげに「悪い子はいねがー」と言われ
「アタシを何歳だと思って」とあしらってなまはげを困らせていた。
◆京都の座禅体験でコピが警策で叩かれた際、逆切れして、そこにエマが
同調し乱闘騒ぎに・・・。
ちょこっと時間削減して座禅しなかったことにしたのはナイショだ。
◆宮島行のフェリーに乗った時は、なんで水たまりを歩かないんだとコピが
いきなり海の上を歩きだし、奇跡だとか乗客たちが祈りだす騒ぎに・・・。
こちらもちょこっと時間削減した。
◆札幌、仙台、東京、大阪では、駅に停車中に在来線の列車も重なって停車
してしまい、コピ、エマが在来線の列車に間違って乗ってしまい、在来線を
追いかけてコピ、エマを回収するというイベントが発生した。
その他、細かいトラブルは数知れず。文化の違いって恐ろしい・・・。
ようやく自宅の地下ホームに帰ってきた。
なんだかんだで2週間近く日本を廻っていた。
自分の部屋に戻り、数々のグッズ達を眺めながらあれこれ考えていると
「善行、ちょっとイイか?」とコピが入ってきた。
ん、なんかコピがもじもじしてるぞ。
「アタシも善行の(ゴォー)が欲しい」
「え?何が欲し(ゴォー)?」
なんかすごい音が地下からしてる。
「アタシも列車を作って欲しいって言ってるの!」
あっそういうこと。
「どんな列車が欲しいんだ?」「顔が書いてあるSL!」
「あれはアニメの世界!」「じゃぁアニメに出てきそうなヤツで」
よし、変形しそうな例の列車を地下ホームに現われろと念じてっと。
コピと地下ホームに移動する。移動する最中にも、爆音が時折している。
地下ホームに着くと独特の青色をまとったレトロフューチャーデザインの
車両が停車している。
コピの列車は南海50000系だ。
その横でM497に何やらゴソゴソしているリンが居た。
「リン、M497に何かあったのか?」
「いやね旦那様。M497は前向きにしか進めないので不便でね。
ジェットエンジンを追加して後向きでも進める様に改造していたのだ。
ついでに運転席も前後につけたんだ。
これで都度念じ直して方向転換しなくて済むぞ。」
「えーと、リン。運転席のドアは有るけど、客室へはどうやって入る?」
読んで下さりありがとうございます。
コロナ禍でラノベと出会い、読むだけでなく自分も書いてみたいと思い、
今回初めて参加させていただきました。
読んでくださった方にクスっと思っていただいたり、こんな方法あるのかと
納得いただいたり、何かしら読んでくださった方に貢献できたらと思っております。
行先不明列車ではありますが、今後もご乗車いただければ幸いです。




