55.もう一人存在するようです
課長に言われた仕事を進めなければ。
文章を箇条書きにして書いただけじゃ分かり辛いというのは理解できる。
ここはひとつマトリックス図にまとめてみよう。
問題点の項目と対策に整理して、中期経営計画としてどの施策を打つべきか
提示することにする。
ん、なんか変だぞ。列車に乗ってエマ達と雪見風呂してる景色が流れ込んでくる。
「善行、仕事疲れか?眉間にしわが寄って疲れた顔してるぞ。」
「いや大丈夫、ちょっと考え事してただけだ。」
何とか資料を作り上げて課長にメールで送信。
課長は会議中だから、TEAMSのチャットでメール入れたと報告もする。
「善行、バッチリだ。今度の打ち合わはこの資料で報告しておく。」
「課長、善行この資料作るのにめっちゃ気合い入れてましたよ。」
「そうか、何なら今晩飲み行くか。奢ってやる。」
って会話がが、列車で雪見風呂してるオイラの意識になだれこんできた。
「善行、お前の分身体をつくっておいたぞ。
これで、向こうの世界とこっちの世界でぞれぞれ色々できるから、
こっちの世界でワタシと子孫繁栄できるぞ。」
コピはほんと独自のスタイルを貫く。
でも向こうの分身体の記憶もこっちに入ってくるし、なんか気持ち悪い。
「じゃぁ、意識交換は夜間のみにしてやる。」
意識のバッチ処理か・・・・。まぁ、これであっちの世界は分身体に任せられる。
時間削減使って元の状態に戻す必要もないしこれで良しとするか。
そもそも分身体って簡単にできるのか?
「ワタシにできないことはない。なにせスキルなんだから。」
いや、スキルが実体化していること自体がおかしいんだよな。
「旦那様、君たちの世界では、スキルではなく精霊と言った方がわかるかな。
第二世界ができた時からコピたちは存在しているんだ。
ちなみに私はメロリエッタというスキルと契約している。
契約はスキルが被契約者を決めるので、第二世界の住人でもスキル持ちほ
ほんの一握りしかいない。そして、スキル持ちは閻魔庁職員となるんだ。」
なんか、あれこれ納得せざるを得ないか。
ん?第二世界でもないのに何でオイラの世界に分身体が居るんだ。
「何言ってんの、お前が分身体だぞ。ミニマルも同じものをつけておいたぞ。」




