53.新婚旅行に行くようです
だめだ。こりゃアカン。まずは、3人の気を落ち着かせないと。
精神的に3人が安定状態になれば良いということだな。
イキナリ3人が同じ屋根の下でというのも無理があるかな。
だったら、オイラ的におすすめ。旅に出よう・・・・。
そう、新婚旅行。絆を深める意味では最適なはずだ。
やっぱり、オイラの世界で旅することが一番だな。
第二世界とか異界は単調な世界だから非日常を感じられないし。
旅はやっぱり豪華列車で行きたいよな。
「エマ、E001形で時空の壁って突破できる?」
「ちょっと難しいかも。1両だけなら私たちの念力で何とかなるけど、
後ろの9両は時空の壁に激突してぺっちゃんこになるかも・・・。
でも安心して、すぐに念じれば後ろの9両はすぐにできるから。」
さらりとE001形をスクラップにするぞって言ってる。
「できれば、この4人でE001形を使って旅をしたいんだ。」
「M497を先頭に付けて、壁に穴を開ければ良いと思うが。」
数分後、地下のホームにM497を先頭にE001形が連結されて
いるという、世にも奇妙な編成が停車していた。
「リン、M497のジェットエンジンの吹き出しでE001形がダメージ
受けないかな?」
リン曰く、飛行機のエンジンと異なり、時間というエネルギー体を吸い込み
後方に噴出しているだけなので、後ろの物体には影響がないそうな・・・
ちょっと理解に苦しむ。
轟音と共にゆっくりと加速して行く、M497+E001形。
M497のエンジンの吹き出しはキラキラとダイヤモンドダストみたいに
光っている。その光とE001形の光沢色があいまって、さらに輝いて
見える。とE001形の屋根の上からコピが念話で伝えてきた。
「時空の壁を破るとき外に居たら危ないでしょ!」
「大丈夫、その瞬間だけ、善行かエマの中に戻るから!」
「っていうか、屋根の上で何してたんだ、コピ?」
「さっき頭洗ったから乾かそうと思って」
M497のジェットエンジンはドライヤーではありません!!




