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シャイな鉄ヲタが何かをするようです  作者: Bトリー


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514/524

515.消滅を回避するために選択を迫られるようです

-異界管理局 駅及び列車整備部-


「綾香、オマエは俺と一緒に別のところに急行だ!」

「局長と?どこに行くんです、こんな大事な時に。私そんな安くないですよ。」

「綾香、オマエはホント、ブレないよな。今はそんなオマエが羨ましく思う。

俺らは、別行動になる。詳しくは列車に乗ってからだな。

そうそう、車両は403形で研究設備搭載で頼むぞ。」


 そして、1時間後、局長と綾香は管理局を403形で後にした。



-生と死の境界を越えた領域-


 久々に立ち直れないぐらいのショックを受けた。

 前にこのようなショックを受けたのは、告ろうとしたら、既に子持ちの人妻だ

と判明した時ぐらいだ。

 あの時はショックで2日間ほど学校を休んだっけ・・・。


 でも、今の状況は、どう考えたって最悪だ。

 何しろ、オイラが消滅する可能性が出てきたってことだ。

 エマたちと出会わなければ、オイラは第1世界で生を全うし、第2世界で生を

全うし、その後、他の世界で生を全うするというのを永遠に繰り返す筈だった。

 エマたちと出会う前は死んだらどうなるんだとか、心配して夜も眠れなかった

りした時も有るが、今は異界のシステムを知っているので、他の世界に行くだけ

のことと理解でき、微塵も心配はしていない。

 だが、魂流から魂を抜き出されてしまったら、博士の様に隔離された世界で生

きる以外、消滅の道しか残されていないのだ。


「焦る気持ちは私にもわかるよ。私も経験してきた道だ。

そんな君に選択肢を伝えるよ。

一つは、邪魔してくる奴らから”魂流”を守るべく、戦うことだ。

そして、万が一、魂を抜き出された場合、私の様に隔離された世界で生きるとい

う道。

もう一つは、過去を戻り、産まれる前に行き、産まれるタイミングをずらす道。」

 オイラが生まれるタイミングを過去に行って変更してくる?


「博士、タイムトラベルなんて、できないじゃないですか?

もし、できたとしても、オイラの生まれるタイミングがズレたからって、産まれ

ることに変わりないなら、結果は変わらないですよね?」

「もし、君の生まれるタイミングが0.01秒でも変わっていれば、君に入る魂

が違っていた可能性が高いんだよ。

 君は異界のトラブルに巻き込まれず、第1世界で普通の人間として生を全する

人生を歩むことができた筈なんだ。」


読んでいただき、ありがとうございます。

生まれるタイミングで、肉体に宿る魂が変わるということを博士は善行に伝えたい

のです。そして、博士はそれを善行に勧めているようです。

ただそれにはタイムトラベルが必要となり、実現不可能に見えますが・・・

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「シャイな鉄ヲタが何かをするようです」
の補足事項は本文に記載してしまうと脱線しそうですので、
「シャイ鉄 補足事項」として記載していきます。

登場人物紹介、世界の成り立ちなど、本文に書ききれなかった
補足内容について記載していきますので、よろしくお願いいたします。
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